変奏現実

パソコンやMMORPGのことなどを思いつくまま・・・記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

この画面は、簡易表示です

2015年8月10日

【改題】 ごった煮UIで 闇鍋な MS-WORD

最初は
MacのVer 2.xあたりだったから
MS-WORDとの 付き合いだけは 異様に長い。
MS-OFFICE ver.xも、すぐにWORDのアイコンを捨ててしまい特に気にしていなかった。
と云うのもボクには、時々「時計が止まらなくなるMS-WORD」よりも当時のMSXのワープロの方が使いやすかったのだ。
今では「時計が止まらなくなる」ことはさすがに減った。
だが、何気なく
アと書いたら
文章の同じスタイルの行に一斉に(ア)が付いた。
そういうのが良い!
と思える人ダケが使う身内(マイ)ツールなら、
別に構わないけど。
文書の遥か下の方に、
同じスタイルがポツンと1行あってこっそり変わってたら・・・
まず気が付かないだろうなぁ~
つまり、
MS-WORDで「ア」と文字を入力することはプログラムのソースコードを改変するのと同じなのだ。
「ア」と文字を入力するによって何が起こるか「当然の様に予想して扱わなければいけない」シロモノなのだ。
※だから、「自動番号を付けた節のタイトル」は「ア」で始めてはいけない。
と云う感じで、
MS-OFFICE 360 Soloでも、すぐにWORDのアイコンを捨ててしまい特に気にしていなかったのだったが、
会社のサーバーにアップするような・・・
誰が手を入れるか判らないシロモノには
MS-WORDは使いたくないなぁ・・・
便利な機能ほど
使えば後悔するので、
他人に見せるようなものでは

  • アウトライン
    • MS-WORDには2つのアウトラインがある。
      1. アウトライン・プロセッサ・・・
        • 自動番号や書式などの飾りは一切無い。
        • タブ、シフト+タブで容易にナビゲーションのレベル(階層)を変更可能。
      2. リスト・・・ 編集の名前が「新しいアウトラインの定義」と誤訳のまま。
        • 「新しいリスト書式の定義」が正しい。
        • 1-2-3とスタイルをレベルに見立ててリスト番号を振る機能。
        • タブ、シフト+タブで容易にタイトルのインデントを変更可能。
    • そしてこの2つは全く別のものだ。
    • 見た目は同じでも、使う機能で、タブ、シフト+タブの動きは異なる。
      • 両方同時に使ってしまった場合は・・・訳が判らないので検証不能
  • スタイル
    • リボンにはスタイルの名前は最初の4文字程度しか出ない…
      • タイトル1、タイトル2などと名前を付けてはいけない。
      • 大タイトル、中タイトル、小タイトルの様に頭文字で判る名前がふさわしい。
  • 自動番号
    • 何気に入力した数字やカタカナに敏感に反応して自動番号の初期式を再設定する
      • ほとんどウイルス並みの悪さしかしない。
    • 自動番号で割り振った番号は「見出しのナビゲーション」には出ない!

などを一切使わないことが望ましい。
※10と10.5ポイントが混ざってることが多いから、スタイルは使った方がいいかな・・・
ほとんど、EXCELのセルに1文字づつ書き込むのに等しい制約だ。
※自分ひとりで書いて、配布するものはガンガン機能を使ってもよい、但しPDFファイルで配布すること。
便利であることは十分に承知している
※実際使いまくってしまうことが多い。
VLOOKUPや謎な操作マクロや条件付き書式がシートのアチコチに産卵しているEXCELブック一式と同じ結末が待っているのだ。
自分が作った時は、データの検証のやり直しも目次の手直しも
サクッとできる資料になっているのだとしても・・・
そんなものを他人に渡せば、
あちこち設定が散乱しているせいで、あっちやこっちの設定を見逃し
やって欲しくない修正の仕方でどんどん修正され
すぐに「スパゲッティーコード化」してしまうからだ。
大抵は目次すら平の本文にすり替わる。
「編集の仕方」とか「ユーザ・マニュアル」とか「逆引きマニュアル」を添付していないのが主な原因だ。
しかし、マニュアルを作るのは骨が折れるし、WORD文書に手を入れる程度のことにマニュアル付きというのは「お堅い感じ」がする。
たまに見かける他人のマニュアルも「***フォント、***ポイントで指定」の様に印刷指定であり、編集指定ではない。
良くて***スタイルを使えと書いてあるが・・・元文書には「***スタイル」なぞ無い!というのが普通だ。
※せめて***スタイルの設定内容も書いてくれれば修復の仕様はあるのだが・・・
そんなこんなで「便利な機能は使わないことが望ましい」シロモノはいつか消えるだろう。
そう思ってたんだけど・・・
 
今も普通に使われてますよね。
で、 MS-OFFICE 360 SoloのWORDのアイコンを復活させてみた。
 
何度文章をチェックしようが・・・
誰かが

って打っただけで
何か起こるのかは
最初のこのWORD文書を作った人にしか判らないのは、変わらない。
そう!
そもそも WORDもEXCELもプライベート仕様のアプリで、
文書を同僚に査読して貰ったり、良ければ手を入れて貰うなんて
文書ファイルをシェアする事なんて微塵も考えずに作られたシロモノのハズじゃないですか!
 
綺麗なソースも
いつのまにかスパゲッティ・ソースコードになってしまうように
身近なアプリを使いまわしているうちに・・・
ザマー m9(^Д^) な状況になっている訳だ。
 
つまり25年経った今も
僕にとってMS-WORDは
神林長平の小説の中の C.A.T. 86 の様なものなのだ。
 
乗るのは危ないだろうと思ってた自動車の自動運転も
何となく人間が運転するより安全そうな気がしてきたけど・・・
MS-WORDは
文書に直接「人が手を加えるモノ」という宿命を負っているので
未来永劫、このまんまに違いない。
さもなければ、CAT86に口述で文書の修正を依頼するしかないのだろう。
ただ、普通の人が口述すると、逆切れされかねないが・・・
 
合掌。(南無南無
 
だが、暫くの間、アイコンを消すのは保留しよう。
まだ、ボクが知らない「文書を台無しにする悪魔の機能」が搭載されていないとも限らないからだ。
ps.
年のせいなのかな?
FF14の感性についていけなくなったように・・・
やはり、今のMS-WORDの感性にもついていけないようだ。
テンプレをペーストしてダラダラと書き直すのがデフォなEclipseのソースエディタも
ガガガ・・・・と書き出すと、ワンテンポ遅れて自動的に勝手にソースを書き換え
“ ” ”   ” ” ” とエラーだらけになってしまうのと同じだ。
少なくともWikiやWordPressの記事エディタの方が生産性が遥かに高いと思う。
 
それにしても、
今日もスパムコメントは1955通。
Akismet と WP-Optimize 無しでは
到底やっていけない事態になってしまいました。




top