仮想化導入のジレンマ(て云うか無謀なだけ)

かえって複雑化したIT環境の運用管理

(1) 物理環境と仮想環境が混在していて、個別に管理しなければならない
(2) 仮想マシンを柔軟に増やしていった結果、管理対象が膨大に…
(3) 1つの変更がシステムのどこまで影響を与えるか判断しづらくなった
なパターンが多いらしい。

<原因1>

物理的な環境と仮想的な環境では、管理するツールが違うので、それそれで出来ること と 出来ないことがある。
だが、そんなことに関係なくユーザは要望するものだ。

<原因2>

仮想化導入でハードウェアの購入の稟議を出さなくてもサーバを増やせるので、常時CPU400%とかはよく起こる。

<原因3>

WindowsServerやVMwareのバージョンアップをすることで、うまく動き出すシステムもあれば不意に落ちるシステムもでるし、高額なアプリケーションほどバージョンアップでインスールできなくなる傾向が高く、ライセンス・コントロールのベンダーは要注意だ。対策が遅れるほど儲かる仕組みが確立しているからだ。
また社内LAN直結のままなら、LANのセグメントを分けようが、ゲートウェイを細かく設定しようが、ログイン認証済みの手元のパソコンのIPアドレスを複数設定すれば繋がってしまうセキュリティ上のブラックホールは消えない。
 

<根本的な原因>

管理の物量の怖さが判らない中間管理職の存在
IT化したり、Web化したり、SaaSを利用したり、アウトソーイングしたりと、
無能な中間管理職に何を与えてもルーズな管理しかできないから、
普段支障が無い分、一度何かが起きれば被害甚大になるのは仕方がない。
何をやっても起きることだ。
 

<対策1>

統合運用管理を導入することで、操作の統一などを行えばトラブルは減る。
だが、減るだけだ。
 

<対策2>

無能な中間管理職がいるうちは、アマゾンクラウドやMSのプライベート・クラウドなど外部にサーバを置いた方がマシだろう。
使った物量請求書が経理に回るからだ。
 




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