実感からすればCore i7-870でWindows7のCドライブをSSDにしても速くなった気はしていない。
FF-XIVだってHDDにインストしてあるからカクカクで、カクカクなのに無理に街の中を走るとクライアントがコケる始末。
実際のところは、今のWindows7がCore i7で起動時間が短くなるようにチューニングされてだけな気がする。Core 2 Duo E8400 + HDDでもデスクトップが出るのは速い。だが、その後はアイコンが一斉に再表示したり暫く何かモゴモゴしている。
仕事に使っている極安パソコンなぞXPなのに何をやってもHDDが暫く止まらない。
まぁ、そう云う状況なので、仕事でパソコンを使うとイライラしてる。
と云うのもMS-OffieのWORDやEXCELの中核がOLEコンテナーなせいだ。
OLEはCPUの速度が10MHzぐらいの頃の遺産(レガシー)で、本来はノンプリエンプティブマルチタスク用の構成になっている、だから勝手にプロセススイッチが動く32bit/64bit構成には向いていない、下手をするとWindowsMessageLoopで飛んだ先のプロセスがスイッチして寝てしまうこともある。そうなると何度かマウスでクリックしなおさないといけない。
よく目につく現象としては、WindowsバーのEXCELのマークをクリックしても他のウインドウの下に隠れてるEXCELがPOPしてこない、ネットワークドライブ上のアイコンをコピー&ペーストしたハズなのにペーストしてくれない現象なんかもプロセススイッチとメッセージループの不整合が原因だろう。
それでもMS-WORDの方はまだマシなのだが、あの悪名高い千鳥足のキャロットの動きで帳消しだ。
ただでさえ線が細いのに飛び回ると広いワイドモニターのどこへワープしたのか判らないじゃないか。
つまり、今のWindowsはマウスでクリックした後は目視確認が必要な低能なGUIに成り下がっているのだ。
まぁ、そんな訳なので、どんどんと無駄にCPUやGPUを速くしないと仕事が捗らない訳なんだな。