小さなゲームPC

ゲーマー向けのPCならデカいケース。
なぜなら、ビデオカードをもう1枚か2枚足したくなるので、PCI-Express×16のスロットが2つか3つあるマザボを選んだ方がいいからだ。
そんなマザボはとっても大きいし、大抵のビデオカードは普通サイズで、筐体後ろの拡張スロットがハーフサイズでは固定できないので、フルタワーケースしか選択肢がないのだ。
でも今は、ITXサイズのゲームもできる性能のマザボも出てるし、奥行きが短くなっているグラボも出ているので、グラボの排熱さえ十分にできれば、小さいケースでもなんとかなる。
ケースが小さいと、場所を取らない、持ち運びが楽、中を掃除するときも場所を取らない、と良い事尽くめだが、ケースが小さいと性能と排熱を優先するあまりウルサイPCになりがち、グラボやCPUのファンは、使用期間が長くなれば音が大きくなってくるものなので、ファンを交換できるものがいいのだが、GPUのファンは特に互換性というものが存在しないので、グラボごと交換になってしまうことが多い。
第一、ケースが小さいと、配線がとても難しく手に切り傷ができることもあるから、どちらかと云えばITXの様な小さいケースはマニア向けだ。
メーカー品ではDellのAkienWare-X51しかなかったけど、ドスパラのGALLERIA ST とか 少しづつ増えている様なので、小さいゲームPCの選択肢はだんだん増えていくかもしれない。
小さいケースではHDDは1個しか積めないことが多いので、ゲームのプレイ動画などはNASに保管した方がいいだろう。NAS自体はドコかでLANでつながっていればよいので、LANのハブとコンセントの傍に置けばいい、そう開き直ってしまえば、本体はとことん小さくできるし、Windowsの再インストールでうっかり消す心配も少なくなる。そのWindowsのインストールぐらいにしか使わないDVDドライブは、外付けのUSB接続のドライブにすると、その分ケースの空きが広くなるし、他のPCにも使いまわしが効き、財布にも優しく、僅かだが消費電力も下がる。
ケースの中身が、マザボ(+CPU+メモリ)、SSD、グラボだけになれば、狭い空間の配線も多少楽で、エアフローも確保しやすくなるし、排熱も減る。
一番困るのは電源ユニットから出ている電源ケーブル、大目に付いているけど、電源ケーブルを束にしてまとめると結構かさばるので、小さいケースでは仕舞って置くスペースが無い。と云って不要なケーブルをカットしてしまうと修理や返品の際に支障がある(電源が数か月で壊れることもある)ので、全てのケーブルが取り外しできるものが一番(高いけどね)。
ここまで書いておいて何なのだけど、小さくてもしっかりとした置き場所は確保しないと、棚から落下すればケースのプラパーツが破損することもあるし、大きなファンの付いたマザボやグラボも、どこか破損しないとも限らない。かといって下に置いておけば、蹴飛ばしたり、上からの落下物がPCを直撃することもあるだろう。でも、狭い場所に押し込めると排熱できなくなって「熱いPC」になってしまうから、どこに置くかよく考えてから買った方がよさそうです。(笑
 
 
 




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