UsedRangeで大雑把なデータの範囲が得られる。
//エクセルファイルを開く var book = EXCEL.Workbooks.Open("abc.xls"); //最初のシートを選ぶ var sheet = book.Worksheets(1) try { echo(sheet.name); //使用した行範囲を得る var rows = sheet.UsedRange.Rows; echo("rows:"+rows.count); //使用した最小行を得る var rowmin = rows(1).row; echo("rows(min):"+rowmin); //使用した最大行を得る var rowmax = rows(rows.count).row; echo("rows(max):"+rows(rows.count).row); //使用した列範囲を得る var cols = sheet.UsedRange.columns; echo("cols:"+cols.count); //使用した最小列を得る var colmin = cols(1).column; echo("cols(min):"+colmin); //使用した最大列を得る var colmax = cols(rows.count).column; echo("cols(max):"+cols(cols.count).column);
実行してみると、チャンとデータのある範囲を表示する。
rows:7 rows(min):2 rows(max):8 cols:3 cols(min):2 cols(max):4
ではJScriptでEXCELにシートのデータをクリップボードで送らせてみよう。
sheet.Range(sheet.Cells(rowmin,colmin), sheet.Cells(rowmax, colmax)).Copy(); } catch(e){ var i, ary = []; for (i in e) { ary.push(i + ":" + e[i]); } echo("例外処理:" + ary.join(", ")); } finally { if (book != null){ book.Close(false); } }
なぜかWindows 8.x 64bit版+MS Office 365 Solo では、クリップボードにコピーしてくれないから・・・
//sheet.Range(sheet.Cells(rowmin,colmin), sheet.Cells(rowmax, colmax)).Copy(); var text=""; for(var row=rowmin; row<=rowmax;row++) { var colText=[]; for(var col=colmin; col<=colmax;col++) { colText.push(sheet.Cells(row,col).Text); } text += colText.join("\t") + "\r\n"; } } catch(e){ var i, ary = []; for (i in e) { ary.push(i + ":" + e[i]); } echo("例外処理:" + ary.join(", ")); } finally { if (book != null){ book.Close(false); } }
自力でクリップボードもどきのデータを作らないといけないらしい。
ちなみに、例外処理を入れてあるのは、
book.Close(false);
しないとEXCELプロセスが起動する度に残ってしまうから・・・
例外処理が起きた場合は・・・
例外処理:name:TypeError, message:'aaa' は宣言されていません。, number:-2146823279, description:'aaa' は宣言されていません。
の様な感じで出る。
try catch で括ってしまうと、拡張機能のlinenumberが無いから、
文法エラーの場所が判らなくなってしまうので本末転倒な作りになっている。
非常に面倒。
aaa ならまだマシ、
インテリセンスなエディタは 変数Stと変数rtを宣言したソースの Start を ’St’ + space + ‘a’ + space + ‘rt’ に変化(へんげ)させてしまうことがママあるが・・・
そんな時は・・・
‘a’ は宣言されていません。
と表示するハズ。
インテリセンスなエディタの半角スペースは幅が狭く(1ドットぐらい) 目視で見つけることはまず無理。
やはりMSは人の邪魔しかしない。