前世期のWindows3.xは、それまで平面な枠でしかなかったボタンを立体的に見せた。
今は小さな画面のスマホやタブレットもあるので、8.xからはフラットなデザインに戻った。
どっちが良いのか?といえば、見やすく飽きが来ない感じなものが一番良い。
しかし、そう云う評価は、往々にしてあっさりとひっくり覆されるものだ。
そ、デザインの本質はファッションなのだからしょうがない。
見にくいGUIの代表作としては
あの太いリボンと一緒に変わったEXCEL(2007〜2010)のシート・タブが思いつく。
理由は判らないけど、「使わないタブの色と文字を目立つ様に表示し、肝心のシートに設定した色は外され、名前のみが表現されている」感じに見える。タブの両脇の隅に向きで「感じて欲しい」というデザイン。
なので、「感じて欲しい」部分の映り悪い格安モニターでは、「使わないタブの色と文字を目立つ様に表示」がうっとおしいくらい目に付くので、全シー ト選択すると「ホッとする」くらい。そして、「ホッとした」ところで、うっかり全シートに傷を付けるという失態を何度かやらかした。(戻すのが大変だっ た・・・)
その点簡素なデザインのEXCEL2013なら、使わないシートはライトグレーなので、多少マシになっている。
見た目には、EXCEL(2007〜2010)のシートの方が美しいとは思うけど、かなり気を使わないといけないデザインになっているのは確かだ。
できれば、両方のデザインを「切り替えられる」のが良いと思うが、そんな融通は皆無だ。
それに、「俺様が作ったデザインをあんな奴が作ったデザインと一緒に並べられたり、交換されるのは嫌!」という制作側の都合もあるだろう。
ところが、WordPressなら紙面のデザインは簡単に変えられる。
HTML だから!
だが今ではC#で画面を作っても、ほとんどHTMLやCSSっぽい属性の設定をするのだ。
ところが、MS-Visual-Studio や Java-WEB-Server や Eclipse などの統合開発環境上でパーツをペタペタ 貼って画面のデザインを作ってしまうと、プログラムのクラスが自己都合でCSSっぽい設定を使う(例:DBグリッドのカラム と グリッドのカラム)の で、デザインの変更≒書き直しにならないように考えておかないとCSSの切り替えすら難しくなる。
これは「統合」と云う名前が付くモノの宿命(歪み)であり、開発環境に限ったことではない。
な訳で HTMLには、素のPHP が一番相性が合っている様な気がしてショウガナイ。
斜め上視点のJDK1.5や
VB6の放棄と.Netへの心変りもあったし、
WindowsやX-Windowベッタリのアプリというのは
やっつけ仕事として作る分には困らないけど
カネかけて作ったからには
大事な資産に思えるのは当然だが、
長ーく使う様には向いていないのは間違いない。