本当にデイリーだらけ、
眠い。
IMEのもっさり感が眠気を増す。
HDDのキャッシュミスが引き起こす、何も変化しない数秒間静止した画面。
ローマ字のMもNもWに見えてくる。
Daily, Daily,
Give me that’s two F.A.T.E!
I have one hour crazy,
All for the love of you!
You are a stylish weapon,
I should not be sleeping.
But you’ll look sweet treasure box,
Of a mount made for two.
思いついた単語を並べただけの
脈略の無い意味不明な歌が
脳の不可知・解析回路を刺激し
わずかに寝けを覚ます。
だが今の世の中、誰もが狂っている。
正気に戻るのは空気が凍り付いた一瞬だけ
空気を暖めるものそれは狂喜。
空気を張詰めさせるものそれは凶器。
だから目が覚めたら消しておこう。
でも明日もまた少し違う歌が
頭の中で回っているのだろう
そして、やっと出てきたFATE JOINのボタンがなかなか押せない。
押さなければならないボタンがシネスコサイズ、ワイドスクリィーーーンの端になぜか置いてある。
あせらなくていい。
大丈夫。
最高得点じゃなくてもいいんだ。
でもデカすぎるMOBがタゲれない。
カメラを引く。
そして、引きすぎて傍の小さなMOBをロックオン。
即座に自動攻撃が開始。
中秋の名月。
満月になると毛が伸び
狂喜を狂気に変える。
いつまで経っても日々暑く、
暑い暑いと云っていると
また氷の星が落ちてくるに違いない
極低温状態で集合した水そして微量のメタンや炭素の大小様々粒は
いかなる矢もいかなる弓もいかなる灼熱も
ただただ全てを飲み込み膨れ上がるジャバザ・ザ・ホール
でも極低温状態なのですぐに大氷河に変わるとか
だから、箱舟を造らないこの世のノアの大洪水ならぬ大氷河。
この星を凍らせるほどに
狂気を正気に昇華させるほどに
耳に髪が被さる部分から汗が落ちる。
今日はもうやめた方がよさそう。
私の動作保障温度いっぱいに下がっても、まだドライアイスは溶け消えてしまうのだから