AlmaLinux9やOracleLinux9のように新しいOSでは
アレが無い、コレが無いと、dnfがお得意の関連パッケージの自動インストール機能がうまく機能していない。
しかし、古いCentOS7なら、あまり面倒なことをせずに19Cのインストーラの初期画面まで進んだ。
※但し
- 前提条件のチェックを全てクリアするために、
- CPU4個、メモリ16GB
、スワップ領域16GBに増量。- パッケージのアップデート時にX-Windowの画面が固まり操作不能になるので、CPU+3個
- インスト時にスワップ領域不足の警告が出るのでスワップ領域を増量。
- 8GBではstartup時にシェアメモリ不足(ORA-27104)が発生。更に増量(16GB)
- インスト時にシェアメモリ不足の警告が出るのでメモリ増量してカーネルパラメータを再計算
- リスナー作成直後に再起動するとリスナが起動してないので
- /etc/hostsにノード名が無かったので追記し、lsnrctl startする。
- アドバンスモードではOracle Enterprise Manager のポートに何を指定してもダメだったので、チェックを外した。
参考1:CentOS7 Stream Oracle Database 19c : インストール では日本語でインストーラが動いた。
CentOS8は OSのサポートが2021年12月末で終了し、https:/
CentOS8 Streamを使う事になる。
CentOS Stream 8 へ https:/
参考2-1:Oracle Dtabase 19c(CentOS8) は、最終的には「なぜかうまくいかない」。
※参考2-1は、メモリ8GBで試行している。
以下、変更点
1.カーネルパラメータの設定方法
元々は固定値で設定していたが、割り当てたメモリ量から計算する様に修正。
# MEMTOTAL=$(free -b | sed -n '2p' | awk '{print $2}')
# SHMMAX=$(expr $MEMTOTAL / 2)
# SHMMNI=4096
# PAGESIZE=$(getconf PAGE_SIZE)
# cat > /etc/sysctl.d/50-oracle.conf << EOF
fs.aio-max-nr = 1048576
fs.file-max = 6815744
kernel.shmmax = $SHMMAX
kernel.shmall = $(expr \( $SHMMAX / $PAGESIZE \) \* \( $SHMMNI / 16 \))
kernel.shmmni = $SHMMNI
kernel.sem = 250 32000 100 128
kernel.panic_on_oops = 1
net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500
net.core.rmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 1048576
EOF
2.インストールするパッケージの追加
インストーラを起動するとエラーが出たので、それっぽいパッケージを追加。
# dnf -y install libnsl
ダウンロードしたrpmをインストールする手順が抜けていたので追加
# dnf localinstall *.rpm ※個別にrpmファイルをしてして実行したけど、多分これでいいはず
差し替えるJDKのパスを
# cp -r /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.322.b06-11.el8.x86_64/jre /u01/app/oracle/product/19.3.0/dbhome_1/jdk/jre
hostsに自分のマシン名が無いので
127.0.0.1 ******.******.****** localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1 ******.******.****** localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6
ここまでやっても、
「インストール」ボタンを押して7%まで進んだあたりで
「ファイル%filename%が見つかりません」
と出るエラーが出る、「継続」押下で続けるが・・・
※メモリ16GBでの動作は未確認。
参考2ー2:CentOS8 Stream Oracle Database 19c : インストール のページはインスト直前まで。
login: oracle
Password:xxxxxxx
$ vi ~/.bash_profile
# 最終行に追記
umask 022
export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
# インストール用 Dir 作成
$ mkdir database
LANG=Cを付けてインストーラを起動すると真っ白になる。とりあえず、保留。
参考2ー3:CentOS8 Oracle Database 19c : インストール すると日本語文字化けするので
cd database
$ unzip LINUX.X64_193000_db_home.zip
$ export CV_ASSUME_DISTID=RHEL8.2
$ export LANG=C
$ ./runInstaller
CentOS8系では、インストーラのJREの日本語フォントとX-Windowの日本語フォントがうまくマッピングされず日本語モードでは文字化けするが、英語モードでのインストールなら問題無し。
しかし、メモリ8GBで得たシェアメモリの容量ではstartupでシェアメモリの容量不足となり16GBに増量し、カーネルパラメータを再計算したところ、startupに成功した。
CentOS8 stream でメモリ8GBでも使えるカーネルパラメータの計算方法があればいいんだけど。
そんな訳で、CentOS8系は微妙。
参照2-3に参照2-1のJRE差し替えを混ぜるといいのかもしれない。
Hyper-Vの起動画面よりもXRDPでWindowsのリモートデスクトップ越しにインストーラを起動した方がマウスカーソルもオーバーラップするしコピペもできインストールもスムーズ。
・・・
と書いたものの、実際やってみると手順通りにヌルっとインストールできず、ドコかでアハってしまう。
rootでシェル起動してもいい?ってメッセージをちょっと放置したら画面が固まるけど、それはOSアップデートが後追いでやってきたせいな気もする。
yumやdnfのアップデートでおきる僅かな修正で何かがうまくいっていないんだろう。
インストーラのチューニングが攻めすぎなんだろうね。
Linux「9」なんて無理そうだから、ここで調査を終了。
とりあえず、CentOS7がアンパイだ。