ギャップ

~制約を捨て、更なる上部構造へとシフトする~
Ghost in the shell でのセリフの一句だが、
すでにそうなっている様な気がした。
MSのスティーブン・シノフスキー氏とAppleのスコット・フォーストール氏が相次いで辞任。
理由は「独善的」で「協調性にかけ」ていて、組織の総力を挙げて競争を勝ち抜くには、もぅ~邪魔な人だったそうだ。
多分、世代交代でもあるのだろう。
情報統制、セキィリティなど今求められる常識的な事柄のほとんどは、「人間っていい加減」って要素の否定から始まっていることに由来する。 似たことはフェイル・セーフ(ドジってもどうにか繋ぐ)と云う考えから、ファイル・アウト(1ミスが命取り)な世の中になったことと無関係ではないだろう。それは、メールの誤配信などフェイル・セーフにすることが困難なシステムをごく普通に使っているせいでもある。
つまり、今使っているインターネットを使ったツールは事前に自爆スイッチが仕様に組み込まれている訳だ。
まるで、オンラインゲームのインスタンスでボス戦でもやっているような世界になっている。こう云う世界では独り立ち(ソロプレイ)はリスクが高い。どこかの組織に属してその軒下で暮らしていくのが相応しい。仮に組織がつぶれても生き残った組織に鞍替えして生き延びればいいのだから、そしてそのために欠かせない個々人の第一の戦術は「協調性」であって「技術」はその場に合ったものを使い捨てるのが一番いい。もし、欠かせない「技術」があるとすれば、コミュニケーションそのものだろう。
さて最初の上部構造の一句に話を戻すが、卓越した専門技術より組織の協調性を重んじる新たなフェーズに移行したのだとすれば、独善的な人物というイメージと世代交代がなんとなく重なり合ってくる。
そう、
制約を捨て・・・
上部構造へシフトすると、
そこは
埃にまみれた作業着と泥だらけのゴム長靴と軍手をした奴なんでいない
イケメンと萌えコスプレばかりが闊歩する
ごく普通の繁華街だった。
そこでは
うまい食事の具の生産地やファッションの名前は話題になっても
魚のエサや繊維や染料の原料には関心が無い。
確かに上部構造と云って良いだろう。
しかし、
それは望んだ上部構造であったのであろうか?
 
そのギャップを感じるのは、
実はパソコン・ショップのWEBサイト。
新しモノ好きなので、
品物のスペックが
気になる。
だが、そのスペックの中身は
「企業秘密」なので、詳しい事は不明だ。
CPUやGPUやSSDのインタフェースなどのクロックが
速ければ速い程、性能が高いハズだが実際にはそうではない。
1クロックの時間よりも、1フェーズ(1つのことを終える)時間の方が重要なのだ。
その辺は説明が長いので説明抜きのベンチマークテストで一目瞭然がデファクトなアプローチ。
注意する点はベンチマーク値は比較値であり、ベンチマーク値の真の単位は期待値(%)であることだ。
10と20を比較すると2倍。
100と200を比較すると2倍。
どちらも同じ2倍。
この方法では、同じ環境と設定でベンチマークを行った比較商品以外に選択肢は無い。
実際、低スペックと廃スペックを比較することはほとんどなく、
あるとしてもHDDとSSDではSSDが圧倒的に~な調子である。(世代交代的な意味で…)
※読み込み速度はSSDが圧倒的に速いが、書き込み速度ではHDDが速く、Windowsのインストール時間など実際にはSSDの方が遅い。今SSDの方が速いと思えるのはHDDの方が容量が圧倒的に大きくチェックに時間も圧倒的に長いせいだ。書き込みの遅さでは定評のある安価なSDメモリにWindowsをインストールすると一晩かかるが、Windowsを起動した後では利用する上で支障がほとんどない、初代MOE人サーバーもSDメモリだった。(大笑
と、こんな感じで新しいものの性能は色々評価記事もあるけど…
技術そのものは分厚いカーテンの向こう側で
面白味が薄い。
だから、1TB級のSSDを使えるようになったら、なんだタッタの1GBのファイルのコピーでこんなに遅いんじゃん!
でもHDDだったらもっと遅いハズだから我慢だな・・・と思いそうだ。
メモリチップの大容量の壁
容量が2倍になるとチップの中の特定のメモルを選択するセレクタ(みたいな)回路も規模が2倍になる。
例えるならデコーダ回路はトーナメント形式にできている。
このため、実際には規模が2倍になると、同規模のトーナメントの他に『決勝戦』が1つ増える。

┌┴┐(決勝戦)
△ △  (△セレクタ)
■ ■(■メモリ)

な感じ。
しかし、本来は

 △
△▽△
■ ■

と4倍になるべきなのでお得になっている。
 
と書いたら、信じてしまいそうな強調的な世の中だから困るなぁ・・・(大笑
このトリックは非常に簡単で、
△が実は┌┴┐の集合を略したものだ。
だから、4ビットのメモリは

┌┴┐(決勝戦)
△ △  (△セレクタ)
■ ■(■メモリ)

は、

   ┌┴┐
┌┴┐  ┌┴┐
■ ■ ■ ■

で正しく、

 △
△▽△
■ ■

を展開すると、

    ┌┴┐
┌┴┐┌┴┐┌┴┐
■ ■     ■ ■

になり、┌┴┐が無駄に1個多いのはすぐに判りますよね。
では、nビットのメモリには何個のセレクタが必要なのか?
1ビット:0個
2ビット:1個
4ビット:3個
8ビット:7個
なので、n-1個のセレクタが必要です。
そう思うと、メモリチップの半分はセレクタなのですかね???
と、またひっかけになってしまった。
実際、1ビット入出力のメモリはそうだろう。
しかし、
8ビット入出力のセレクタなら8分の1。
16ビット入出力のセレクタは16分の1。
のハズです(多分




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