デスクトップの仮想化

早い話がテレビ会議風に向こう側のPCを操作するようなものだ。
遠く離れたPCをデスクトップを見ながらリモートで操作するのは便利と云えば便利。
しかし常時リモートで接続すると結構不便。
1.リモードデバイスの接続は超低速。
ちょっと手元のUSBメモリを接続して小さなファイルをコピーするには便利だが、デバイスと相手先のデータ転送のプロトコル自体が非常に低速で何百MBサイズにも不向き。容量が大きいなら共有フォルダを使うべきだろう。これはVirtual-PCやHyper-Vも同じ。
2.マウスの操作に追いつけない。
マウスを持ってグルグル回す分には支障ないようだが、いっぱいファイルをドラッグしたりすると、ドコに落としてしまうか判らない。
3.広帯域のネットワークが必要。
情報満載のパワポの派手なアニメーションはOFFかワイプに変えるべき。同じLANで10台くらい一斉に同じことをすると、パケ落ち必至。
 
なので、コレを使って手元のPCをサーバー室に放り込むなんてことをすると、LANは当然高速化しなければいけないし、ハブだって大容量が扱えラグの少ないものにしないと話にならない。
 
そんな訳でLANコストはとんでもないことになる。
その辺にバラバラとPCを置いた方が低コストだ。
 
さらに云えば、たとえデスクトップを仮想化しても共有EXCELファイルは共有EXCELファイルのまま扱うしかないので、本当のところ仕事でビジネスでデスクトップを仮想化するのはコストがかかるだけだ。
ビジネスで本当にやらなければいけないのはリソースの仮想化だろう。
平たく言えば、共有EXCELファイルとか共有なんて考えずに使えるものが必要だ。
もっとはっきり云えば、EXCELなんて中途半端なもので仕様書を書くことを即刻辞めることだ。
中途半端が一番悪い。
 
 




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