抽象化と仮想化

抽象化:注目したい点に的を絞って表現すること。
仮想化:あたかも実在するかのように装うこと。
どちらも、利点があり、欠点もある。
抽象化の利点:

  1. ゴチャゴチャと並んだ要件を整理できる。
  2. 全体を見通せる。

抽象化の欠点:

  1. ゴチャゴチャと並んだ要件を整理できる人にしかできない。
  2. 全体を見通せる人にしかできない。
  3. 上記1.2.から、抽象化ができる人材が必須。
  4. 抽象化の絵画の本質を見抜くには豊かな人生が必要。

仮想化の利点:

  1. 実物が無くても体験できる。
  2. 実体が無く、多くはファイルとして表現されるので、スクラッチ&ビルド、バックアップやリストアができる。
  3. 実体が無いのでLANケーブルを配線する手間が省ける。
  4. コピペでサーバーが作れる。

仮想化の欠点:

  1. 仮想化により、1コア1GHzのCPU を 10コア0.1GHz に分配できるが、よくよく考えれば10コアのランダムHDDアクセスによりHDDの性能はどん底まで下がる。
  2. ファイルのサイズが何十GBにもなるので、バックアップの時間も結構長く、バックアップのためにHDDの容量は何倍にも膨れ上がる。
  3. ネットワークの構造が乱雑になる。
  4. 実体が無いので、サーバー用のパッケージのライセンス管理が難しい。

 
 




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