抽象化:注目したい点に的を絞って表現すること。
仮想化:あたかも実在するかのように装うこと。
どちらも、利点があり、欠点もある。
抽象化の利点:
- ゴチャゴチャと並んだ要件を整理できる。
- 全体を見通せる。
抽象化の欠点:
- ゴチャゴチャと並んだ要件を整理できる人にしかできない。
- 全体を見通せる人にしかできない。
- 上記1.2.から、抽象化ができる人材が必須。
- 抽象化の絵画の本質を見抜くには豊かな人生が必要。
仮想化の利点:
- 実物が無くても体験できる。
- 実体が無く、多くはファイルとして表現されるので、スクラッチ&ビルド、バックアップやリストアができる。
- 実体が無いのでLANケーブルを配線する手間が省ける。
- コピペでサーバーが作れる。
仮想化の欠点:
- 仮想化により、1コア1GHzのCPU を 10コア0.1GHz に分配できるが、よくよく考えれば10コアのランダムHDDアクセスによりHDDの性能はどん底まで下がる。
- ファイルのサイズが何十GBにもなるので、バックアップの時間も結構長く、バックアップのためにHDDの容量は何倍にも膨れ上がる。
- ネットワークの構造が乱雑になる。
- 実体が無いので、サーバー用のパッケージのライセンス管理が難しい。