新聞には過去の例を挙げ、前世期で大失敗したのだから、「積極的な平和主義」をやるのはバカだ。という論調に傾いているが、「モンロー主義」すなわち「引籠り型(自分の国だけ)平和主義」が、対岸のナチスドイツの侵略戦略を生温かく見つめて、「第二次世界大戦」までやらかした苦い歴史のことは一字一句も出てこない。この辺は「敗戦国である日本」としては都合の悪い話ではあるけれど、なぜアメリカが何かの戦争をやろとするたびに議会の承認を得ないとできないのか?というあたりが理解できないだろう。
この辺は「机上の空論」をたたきつけたところで、堂々巡りをするだけだし、それに「机上の空論」の事前協議通りに「やっちゃいました」は無茶すぎる。
大義もなく大敗まですれば大勢の兵士がただの無駄死してしまうんだからね。
というあたり前なことだ。
だが、テレビや新聞で流れてくるのはこの「机上の空論」が空転する話ばかりだ。
単純に戦闘区域の近くまで来てSOSを受けたら助けに行く?行かない?
答えは、A.助けられるなら行く。B.助けられるないなら行かない。の2択だ。
A.は素直な回答。B.は二重遭難の回避的な回答。かもしれない。
だが、よく考えれば、相手が居るのだから、状況次第でどちらになるか判らない。
と云うか
そうなったときに現場がどれくらいの状況が判っているのか?
の方が心配の種だ。
法律で「助けなければいけない。」と書かれても、助けられるないものは助けられるないので、
法律で「助けてもよい。」と書き、後は
現場の判断。
これでは、心もとなさすぎる。
気が付いたら、
どこかの某国と戦闘状態になってました。ごめんなさい。
と、テレビの向こう側で
高級幹部に一斉に頭を下げる。
ということになっても何も不思議ではない。
要は「全く信用が無い」というのが根本的な問題なのだ。という訳で、無理はしない方がいいよ。
だいたい何事も初戦は「敗退する」というジンクスがありますからね。
それにしても、ひどい内容だな。小説の子ネタにもならない。