海洋の酸性化?

今の大気のCO2濃度は350ppmだとか。
日本はどうかというと、ココでは既に400ppmを越えた時もあるようだ。
コッチを観ると、温度の低い極域の海では、640ppmになると、海水の酸性化の影響で、海水に直接接している貝殻は溶けだしてしまい、貝殻を維持できなくなりそうな気配。
人間の吐く気のCO2濃度は4%(4,000ppm)だそうですから、骨はかなり酸性に強いようです。
しかし、白亜紀の大気のCO2濃度は2,000ppmぐらいあったにも関わらず、その時期の地層には炭酸塩が大量に堆積している。
この白亜紀の白亜は、チョークすなわち結晶化していない柔らかな石灰岩=CaCO3=炭酸カルシウム=炭酸塩なのだから、大気のCO2濃度に連動して海洋の酸性化が進んでいたら、全部海水に溶けてしまい白亜紀などと呼ばれるはずはないのだ。
やっぱり変だと思った人がいて、ここを観るとやはり海水モデル実験をしてみても全部溶けてしまったそうだ(当然といえば当然の結果)、なのでCO2濃度は高かったけど、『ゆっくりとしたCO2濃度が上がっていった』ので、海洋の酸性化は他の要因(陸の風化など)によって中和されたんじゃないかと推定している。
と云う訳で、簡単に結果が推定できないしろものらしい。
例えば、大気のCO2濃度が上昇すれば海洋の酸性化は他の要因(かわいそうだが、大量の貝殻が溶け出し始める)によって中和されると可能性もあるわけだ。
勿論、他の要因(かわいそうだが、大量の貝殻が溶け出し始める)が起きるのは、ここでは想定内の範囲である。
また、海中の炭酸カルシウム濃度(?)が上がれば、浪打際に大量の炭酸塩が溜まり出し、再び貝はいつも通りの生活い戻り、ホメオタシスが成立するのかもしれない。
しかし、そんな偶然を期待するのも間違っているが、期待してはならないと否定するのも同様に間違っている。
なぜならば、人間にとって、自然は気まぐれな存在であり、ちょっと地球の地殻が揺れるだけで人間にとっては大迷惑だが、地球にしてみれば、大したことではない。
全ては『人間にとって大迷惑』という観点も『地球にしてみれば、大したことではない』ので、どんな結果が出るのかは、全て気まぐれ(運ゲー)で決まるのだから。
この辺は近代経済学と同じと考えていいだろう。
数人の研究者が何か(例えば、スーパーコンピュータ)を使って、経済であれ、天候であれ、地球温暖化であれ、色々な予想を立て、シミュレーションし、推定結果の正しさを証明しても、そうなるかどうかは、

誠に遺憾ではあるが運次第

という単純な図式なのだ。
ほとんど、

勝てば官軍、負ければ朝敵

と変わらないのであるから、
色々予想があるだろうから、
どれが当たっても、
なんとなかなるように・・・
考えて行動するしかないのである。




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