KVMホスト作成 ~Q1900DC-ITXの場合~

J1900のKVMホストを入れ替えたら、その間の記事は消えてしまった。
SCPで丸ごとNUCに戻したハズなのに?
SCPは上書きが苦手だったようだ。
CentOS7のバージョンのnuc(7.0)とJ1900(7.1)のせいか
タイムゾーンの設定が違っていたような気もする。

  1. CentOS7のネットワークインストール版をダウンロード。
    • http://ftp.riken.jp/Linux/centos/7/isos/x86_64/CentOS-7-x86_64-NetInstall-1503.iso
    • 今のバージョンは、7.1.1503 らしい。
  2. Win32DiskImagerをダウンロード。
    1. http://sourceforge.jp/projects/sfnet_win32diskimager から
    2. Win32DiskImager-0.9.5-install.exe をダウンロード。
    3. パソコンにインストール。
    4. 起動してCentOS-7-x86_64-NetInstall-1503.isoをUSBメモリに書き込む。
  3. Q1900DC-ITX本体裏面にUSBメモリを挿し、電源ON、【F2】でUEFIからUSBメモリで起動。
  4. ブート画面でInstall CentOS 7を選択。
  5. インストーラー画面での設定
    1. WELCOM TO CENTOS7
      1. 左のリストから【日本語】を選択。 ※スライダーが中央にくるあたり。
      2. 【続行】ボタンを押す。
    2. ネットワークとホスト名 を選択。
      1. 画面右上のオフ⇒オン
      2. ハードウェアアドレスをメモる。
      3. enop3s0 ※以前のバージョンまではeth0だった。今はeno**** と不定。nucではenop1
        1. DHCPで割り当てられ表示されたIP(192.168.*.*)をメモる。
          1. 所定のIPアドレスを指定されている場合はkvmのブリッジで使用する
            1. ココは仮のIPアドレスでよい。
        2. 全般:この接続が利用可能になった時に自動的に接続するにチェック。
        3. IPv6のセッティング:方式 無視を選択
      4. 【保存】ボタンを押す。
      5. 画面左下:local.host.local になっているホスト名を正しい名前に変える。
      6. 【完了】を押す。
    3. ソフトウェア の インストールソース に【!】が付いていたら、選択。
      1. http://の後に ftp.riken.jp/Linux/centos/7/os/x86_64/ と入力し、【完了】を押す。
      2. 入力が正しければ先の【!】にURLが表記。
    4.  システム の インストール先 に【!】が付いていたら、選択。
      1. HDDの絵に【!】を付け、空容量が十分なら、画面左上の【完了】を押す。
      2. 空容量は足りないが、HDDを全部書き換えていいのなら
        1. 【領域を確保する(R)】ボタンを押す。
        2. 【すべて削除】ボタンを押し、アクションの列が保存から削除に変わったのを確認。
        3. 【領域を確保する(R)】ボタンを押す。
        4. ●パーテーション構成を行いたい を選択し、【完了】を押す。
        5. 既存LMの名前を選択し「-」を押し、一旦パーテーションを全消。
        6. 自動のリンクを押し、パーテーションを作り直し。
    5. ソフトウェアの選択 が 未選択なら、選択。
      1. 最小構成 にチェックが入っていることを確認し、【完了】を押す。
    6. KDUMP が 無効 になっていたら、選択。
      1. 手動を選択し、【完了】を押す。
    7. 【インストールを開始】を押す。
    8. インスト中に
      1. rootのパスワードを設定  安易なパスワードの場合は【完了】ボタンを2度押して抜ける。
      2. ユーザを作成        システムのメールを受け取るユーザを作っておく。
    9. ・・・インスト・・・
    10. 【再起動】ボタンを押す。
      • 今までは、その前にUSBメモリは外していたが、
      • 外すとカーネルがパニックになるので、
      • UEFIが起動したら電源を落とし、その後に外す方がよさそう。
  6. ここからはTeraTermで接続。IPアドレスは上の5.2.3.1でメモってあるはず。
  7.  yumリポジトリィを更新
    1. # yum -y update
  8. yum-cronをインスト
    1. # yum -y install yum-cron
    2. # systemctl start yum-cron
    3. # systemctl enable yum-cron
  9. SeLinuxを外す
    1. # setenforce 0
    2. # getenforce
      • Permissive
    3. # ls -l /etc/sysconfig/selinux で リンクファイルになっていたので、そのリンク先を修正する。
    4. sudo sed -i ‘s/SELINUX=enforcing/SELINUX=disabled/g’ /etc/selinux/config
    5. # reboot
    6. # getenforce
      • Disabled になっているハズ。
  10. 開発ツールなどをまとめてインスト
    1. KVMをインスト
      1. yum -y install qemu-kvm libvirt virt-install bridge-utils virt-top
        1. /etc/sysconfig/libvirt-guests を編集
          • #ON_SHUTDOWN=suspend を有効化
            • するだけでは・・・まだゲストのDBが壊れる!
            • ⇒ ON_SHUTDOWN=shutdown
          • #SHUTDOWN_TIMEOUT=300 を有効化
            • ⇒ SHUTDOWN_TIMEOUT=300
      2. とりあえず起動
        1. systemctl start libvirtd
        2. systemctl enable libvirtd
    2. wgetをインスト
      1. yum -y install wget
    3. gccをインスト ※nkfをコンパイルするため
      1. yum -y install gcc
    4. nkfをインスト
      1. # cd
      2. # wget “http://sourceforge.jp/frs/redir.php?m=jaist&f=%2Fnkf%2F59912%2Fnkf-2.1.3.tar.gz” -O nkf-2.1.3.tar.gz
      3. # tar zxvf nkf-2.1.3.tar.gz
      4. # cd nkf-2.1.3
      5. # make && make install
      6. # cd
      7. # rm -rf nkf-2.1.3*
      8. # ln -s /usr/local/bin/nkf /usr/bin/nkf
    5. mailをインスト
      1. yum -y install mailx
      2. # echo “root: ******” >> /etc/aliases
      3. # newaliases
      4. # echo “aliases test” | mail root
  11. ブリッジ接続用のファイルを作成
    • nmcli c add type bridge autoconnect yes con-name br0 ifname br0
  12. eno1をブリッジ接続に変える
    • ブリッジに繋ぐので一旦削除。この直後!古来より保持され続けた接続済回線が切れる!
      • nmcli c delete enp3s0
    • 便利な電脳空間の接続が絶たれてしまったので、ワイヤー(コンソール)に接続
    • /rootにスクリプトを貼っておけばよかった
      • なぜかそんな時に限って打ち込むコマンドがとても長い法則!!!
      • nmcli c add type bridge-slave autoconnect yes con-name enp3s0 ifname enp3s0 master br0
      • そしてreboot
  13. virbr0が使用中のままの場合。
    • # virsh net-list で Defaultがactive なのを確認。
    • # virsh net-dumpxml default で <bridge name=’virbr0′ stp=’on’ delay=’0’/> を確認。
    • # virsh net-destroy default でvirbr0を削除
    • # virsh net-autostart default –disable で再起動後にvirbr0が再生成されるのを阻止
    • # virsh net-list –all で inactive  なのを確認。
  14. br0の状態
    1. # brctl show でSTP enabled の下noの場合
      1. # systemctl restart network でネットワークを再起動してみる。
      2. # brctl show でSTP enabled の下yesに変わっていることを確認。
      3. bridge name     bridge id       STP enabled     interfaces
        br0                     ****.*****     yes 
  15. IPアドレスを確認 xxx.xxx はIPアドレス **:**:**:**:**:** はMACアドレス
    1. # ip addr
    2. 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN
      link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
      inet 127.0.0.1/8 scope host lo
      valid_lft forever preferred_lft forever
      inet6 ::1/128 scope host
      valid_lft forever preferred_lft forever
      2: enp3s0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast    master br0 state UP qlen 1000
      link/ether **:**:**:**:**:** brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
      6: br0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UP
      link/ether d0:50:99:2b:20:7a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
      inet 192.168.xxx.xxx/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic br0
      valid_lft 14292sec preferred_lft 14292sec
      inet6 ****:***:****:****:****:****:****:****/64 scope global dynamic
      valid_lft 14292sec preferred_lft 12492sec
      inet6 ****::****:****:****:****/64 scope link
      valid_lft forever preferred_lft forever
      7: vnet0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast master br0
      state UNKNOWN qlen 500
      link/ether ****::****:****:****:**** brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
      inet6 ****::****:****:****:****/64 scope link
      valid_lft forever preferred_lft forever
    3. enp3s0にIPアドレスが割り当てられていればOK。
  16.  これで仮想化ゲストを作成できるハズ
      • 今回もスクリプトで転送したので未確認。
      • VMNAME=$1
        USER=$2
        DEST=$3
        scp /var/lib/libvirt/images/${VMNAME}.qcow2 ${USER}@${DEST}:/var/lib/libvirt/images
        scp /etc/libvirt/qemu/${VMNAME}.xml ${USER}@${DEST}:/etc/libvirt/qemu
        echo ${USER}@${DEST}: virsh define /etc/libvirt/qemu/${VMNAME}.xml
        echo ${USER}@${DEST}: virsh&amp;amp;amp;nbsp; start&amp;amp;amp;nbsp; ${VMNAME}
        ssh ${DEST}
        
  17. パソコンからメールを受信できる様に postfixとdovecotを設定する
  18. 負荷や温度が気になるならMRTGも入れる。
  19. ホスト名を間違えていた場合
    • hostnamectl set-hostname  ****.*****.*** で直す。



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