羽がない風力発電機

風車を回すのではなく、建てた棒を風で振動させて発電させる方法を考え出した会社があった。
どうやって振動から発電するのか?
スピーカーは電気を空気の振動に変え音を出すが、実はスピーカーに向かって大声を出す(振動を加えると)と電気が発生する。
とても古いベルの電話機も磁石とコイルを使って声で電気を発生していたし・・・昔から知られている現象なのだ。
とは云え、気まぐれにアチコチから風が吹いてくれれば棒がチクタクと向きを変えるだろうけど振動とは云えないだろう。
風にはカルマン渦という現象がある。旗がハタメくのもこのカルマン渦のせいで、風が障害物の脇を通り抜けた後に再び合流するのだが僅かな気圧の違いにより発生する渦のことだ。この渦は合流する2つの流れに交互に発生するので、障害物に振動を与えるので厄介モノだが、このカルマン渦を派手に起こす障害物を作れば、風が吹けば派手に振動するので、効率良く発電できる訳だ。
風車を回さないのでバードアタックで発電機の羽根が壊れる様な心配も少ないらしい。またカルマン渦を起きる際にエネルギーが消費されてしまうので発電量は少な目らしい。
ただ、この発電機には、羽根やギアなどの回転部(スピンドル)が無いとは云え、振動は金属疲労の諸原でもあるので、耐久性はかなり低いかもしれない。
それに、身近なカルマン渦は電線に強い風が吹き付けるとビーーンとかなる現象なので、発電機の傍にいくと発電機が立てる音が煩いかもしれない。
それよりも、派手なカルマン渦で髪がボサボサにされてしまう方を気にした方がいいのかもしれない。
お店の前によくある幟に、ミニチュアの振動発電機を取り付け、幟の元にソーラーパネル付きのバッテリーを取りつけたら、充電できるかもしれないね。(大笑
日本では体には感じない程度の小さな地震は毎日あるので・・・免震構造を逆手にとって、地面の振動を拾って発電できないのかな?余震が続いて給電状況が悪い状況下で使うのはどうだろう?
などと考えてたら、水流に振動しやすい棒を立て水力で振動させて発電する方法もありそう。急流じゃなくてもよさそうだし、ダムを作る必要もない。(大笑




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