宇宙の果て

宇宙の膨張速度を測定した結果をまとめたハッブルの法則。
v=HoD
※v:天体が我々から遠ざかる速さ(後退速度)、H0:ハッブル定数、 D:我々からその天体までの距離。
今のH0は、67.15±1.2( km/s/Mpc)。
ザクっと云えば遠い星ほど速く移動しているので、天体が光速度で遠ざかる距離D(c)が見える範囲で一番遠いハズ。
D(c)=V/Ho =c/Ho= 300,000(km/s) / 67.15(km/s/Mpc) ≒ 4467.6 (MPC/s)、Mpcはメガパーセク=3.261 563 777 光年 ×106 だから、4467.6(MPC/s)= 4467.6 ×3.261 563 777 ×106 (m/s)≒146×108=146億光年
ザクっと計算の結果なので有効桁数は2桁、このハッブル距離はちゃんと計算すると138億光年らしい。宇宙の膨張速度は加速しているらしく、光速まで加速する前の遠くの銀河も観測できているので、ハッブル距離自体はあまり意味がないようだ。
また周囲の宇宙が平坦だったダケだろう?的な意味を込め、大雑把に宇宙全体はそのスケールで観るとサッパリ平坦じゃないけど、それでも光で観測可能な極小さい範囲ではそのスケールで観る限り平坦に見える様なインフレーション理論を付け加えれば・・・「色々な発見があっても困らない宇宙モデル」が今の旬らしい。
だから【ハッブルの法則自体に特に意味はない=キノセイ】が宇宙論のの常識らしい。
そもそも星の距離自体かなり雑な計算で、近くの恒星の距離を三角測量し、スペクトル分析して、実際の明るさを調べて、これを基準にする。そこから目的に応じて大雑把に見積もっている。目的に応じて、基準星を設定して、そこから距離を求めているので、目的に応じて星までの距離の意味(今現時点の現在位置、光を発した時の位置、基準星を基準とする距離など)にブレがあり、そのブレてる距離を色々使いまわしても意味がない。宇宙の膨張を前提にするのだから、対象となる星(銀河)は今も尚動いているのだから、何かの基準点を置いた、計算するための便宜上の距離なのだ。
もっとハッキリ云ってしまえば、宇宙を観ると云うことは光速度で手振れしてる動画を観てるのと同じで、いくら眺めてもざっくりとした事しか判らないし、そもそも夜空を静止画を回転しているのだと思い違いをしているので、星の距離とか明るさと云う単純な観念さえも、考え直さないと、そのざっくり感さえ伝わってこないのだ。
重力で影響しあっている天体同士ならお互いを回転しているのでいつまでもみれるのかもしれないが加速して離れていく星はいずれはその光も見えなくなってしまうのだろう。それはバケツの水をぶちまけると、水の表面張力で小さな水滴になりつつも全体としては拡散するのと同じかな。随分と遠くの未来には近傍の銀河集団以外は観測不能なぐらい遠くに逝ってしまうのだろう。
そんなイメージをつかむ方が重要なのだろう。宇宙の地平線の大きさ?そんなのは適当に書いて桶?
でも、どのくらい?
ということは自分で測ってみる以外に何が正しいのか?判らない。
ということだけは判った。
宇宙の果てを考える前に
とりあえず宇宙の地平線を考えたら・・・
星(銀河)までの距離、例えばアンドロメダ銀河までの距離をググると2,537,000光年と出てくるけど、その根拠を疑ってみないと、宇宙の地平線すら老眼でかすんでしまう。
距離でググってるのに、今アンドロメダ銀河から届いた光が発したのが2,537,000年前(光路時間)が回答されても、
光速は一定の定説で考えると2,537,000年前=2,537,000光年となり、単位が違うけど矛盾は無い様な気がして、ごまかされてしまう。
なんてこった。
まず、便宜上の宇宙歴元年を定義し、星々(銀河を含む)の位置やその周回ベクトルを決めるとこるから始めないと、宇宙がどうなっているのか、その様子すら判らない様だ。




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