[ReadyNAS212]iSCSI

iSCSIってNASにHDDのブロック管理を丸投げしてアクセスするので非力なNASなら効果が大きそう。

でも今時のWindowsは自動的に色々動き出すので、PC間でいくら注意深く運用しても共有すればベタに製造元的にも使用者的にも想定外なコトが起こるのは必然で、まともな使い道は思いつかなかった。

でも、一応あるので、通常の共有フォルダとiSCSIでパフォーマンスに差があるのか調べてみた。

NASの共有フォルダ(4TBぐらい)をベンチした結果
NASのiSCSI接続のドライブ(512GB)をベンチした結果

と云う感じで、パフォーマンスの差はなぜか微妙。CPUは非力だがメモリが2GBもあるせいかな?

意外とHDDがSMR(Shingled Magnetic Recording)なんで、こっちがデッドロックになってるかもしれないのでSATAもチェックしてみるが、SATA接続(Hitachi HDS723020BLA642)の恐らくCMRと思えるHDDでも

SATA接続のHDDをベンチした結果1

SMRとは云え、古いせいかNASの方が速い気がする。

異音はしないけど不安定なSegate ST2000DM001も

SATA接続のHDDをベンチした結果2

なので、チョコまかとアクセスしそうなWindows10のHyper-Vの仮想マシンはSATA接続のHDDよりNASの方が向いてそう。

一方ネットワーク上のNASや他のPCの共有フォルダは仮想マシンの ハードディスクファイルの置き場所に選択できるけど

共有フォルダを選択して作成した仮想マシンを起動した結果

こうなる。確かWindowsServerの管理下に無いネットのリソースには「Hyper-Vのアクセス権限」と云う概念が無いせいでハジかれたハズなのでWindows10クライアントのみでは不可なんだろう。

何故かiSCSI接続なら起動できるし、動きもSATA接続のHDDよりはマシな感じ。

性能は大差無いので、「共有フォルダ」はアカウントでアクセスを管理したい方、「iSCSI」はイニシエーターでPC単位でリソースを管理したい方・・・に向いているのかな。

NASでPXEネットワークブートをすれば、ディスクレスなPCをiSCSIブートもできそうだから、そっちがメインターゲットかな?

今、ブログサーバはITXにひとまとめにしているけど、定期的にスペック的な入替えが必要なCPUやメモリと、壊れる直前までそのまんまにしておきたいディスクを分離するのも悪くない。

ReadyNASのアプリからWordPressが消えて久しくNASとブログサーバを一体化しにくくなったけど、 ブログサーバ のディスクをiSCSIで共有するのは意外と使えるかも。

※一体化するとNAS管理画面も公開してしまうので、Apacheの設定を編集しないといけないけど、どうやってもアプリのインストールに成功するけど、ログにインスト失敗が書かれるので、何かうまくいっていないようだ。

ん?

ブログサーバ、NAS、Windowsと3台のCPUを使って、この記事書いてるのか。

無駄に、とある意味、贅沢な環境になってた。

ps.2022/02/24

iSCSIドライブが見つからなくなっていた。

原因はNASのIPアドレスが変わっていたこと。

ルータで固定IPアドレス指定にするも、iSCSIイニシエータが旧IPアドレスを覚えてたままなので

「ターゲット」タブから一旦削除し、「ターゲット」でNASを指定して【クイック接続(Q)】押下して新しいIPアドレスに差し替えた。

iSCSIのイニシエータ名は「構成」タブで入力した時のままだったので入力しなおす手間はかからなかった。

あ、Wifiルータも固定にしておこう。




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