一族を一致団結し強力な軍勢にまとめあげる強い絆で結ばたアラミゴ気質も
いざ、ガレマール帝国の先兵に攻め込まれると、部族の数が多く、船頭(族長)多すぎて船(国)進まずの状態になる。
そこで、混迷する状況を打破すべく即興のギラバニア王室を掲げ、多数の部族を一つにまとめることになる。
それが、ギラバニアの貴公子。
後のガイウス・ヴァン・バエサルその人である。
現在はエオルゼアを制覇せんとするガレマール帝国軍のアラミゴ州臨時属州総督であり、
通説では『ガイウス:エオルゼアの敵、帝国の犬』となっている。
しかしその実像は・・・
王室を立ち上げてまもなく、
ガレマール帝国の攻勢に対し新興ギラバニア王室勢力は善戦するも、
その過大な戦果はギラバニアの旧主流派の嫉妬を招き、
武力闘争を伴う権力抗争に発展していく。
その結果、
新興ギラバニア王室 × ギラバニア旧主流派 × ガレマール帝国
の三竦みの状況に堕ちってしまったのだ。
そのため、ギラバニア全土の各部族は、3勢力のいづれかに属するかの決断を迫られるがジグソーパズルの様な勢力分布となってしまいギラバニア全土で部族間抗争が繰り広げられ大規模な内戦へと繋がっていくのである。
あまりの混迷振りにガレマール帝国と新興ギラバニア王室勢力は休戦協定を結ぶものの、旧主流派は帝国との徹底抗戦を続け、内戦は長期化の様が呈し始め、ついに新興ギラバニア王室勢力がガレマール帝国へ援助を求めることになり、ギラバニアがガレマール帝国の一州となることを承諾する事態となる。
勿論この決定に旧主流派は激怒し部族間抗争は一層激しさを増していく。
しかし、ガレマール帝国と新興ギラバニア王室勢力の2つを集めた軍勢の力は圧倒的で、
ついには、旧主流派がアラミゴから撤退せざるを得ず、
多くの国外難民を生み出すことになる。
現在も続くガレマール帝国とエオルゼアの争いも
実はエオルゼア全土に広がったアラミゴ難民の勢力を結集し再びギラバニアのアラミゴに復帰せんとするギラバニア旧主流派とその国外に分散する敵対勢力を鎮圧し内政を安定させたい新興ギラバニア王室勢力の争いなのである。
だが、この機に乗じ、ガレマール帝国がエオルゼア全域を支配下に置こうなどとは微塵も考えてもいないと誰が云えようか?
※現在のアラミゴ難民の多くはギラバニアを追放された旧主流派が多く、彼が語るアラミゴの状況の多くは旧主流派が発信したものである。