ネール・ヴァン・ダーナス
ガレマール帝国軍第VII軍団の軍団長。
彼はシャーレアンを追われた技術者集団の一人であったが、エオルゼアでの先の計画の失敗を経て、狂人的な執着心からアルテマウエポンを復活させ『蛮神統合計画』を披露し皇帝の心証を得て帝国での今の地位を得る。
彼が立案した【メテオ計劃】も当初はダラガブ内に拘束され休眠状態のバハムートをアルテマウエポンに統合させることが目的であり、第一弾として『ダラガブ降下作戦』が開始されたのである。
だが、彼(ネール)にはもう1つの目的があった。それは休眠中のバハムートを目覚めさせ、エオルゼアを豊かな大地とするはずであった自らの失敗作(モンスター)をその破壊力をもって完全に消し去ることであった。
それ故、ダラガブ降下による地上(エオリゼア)への影響は全く考慮していなかった。
それが為、エオルゼアを平定せんとする彼(ガイウス)との確執は広がる一方であった。
作戦最終段階の最中、ネール暗殺の報が彼(ガイウス)に届き、当面の最大悩みの種(ネール)が消えたことを喜んだが、降下態勢に入っていたダラガブを止める手立てなぞあるはずもなく、悩みの種の当初の思惑通り事態は粛々と進むのであった。
ダラガブ降下作戦完了後、彼は皇帝より直々にエオルゼア駐留帝国軍の最高指揮権と蛮神を超える巨大な厄介モノ2柱の管理を押し付けられることになる。
それから5年の年月を経た後も『蛮神統合計画』を進行(2柱の統合)させられる者はおらずこの先もバハムートは自ら生み出した大迷宮にアルテマウエポンは魔導城プラエトリウムに長く留め置かれることになる。
そして彼(ガイウス)の前門には新たなる蛮神発見の報、後門にはバハムートとアルテマウエポン。常人であれば耐えられないほどのプレッシャーである。
その状況下の彼が下した決断は、『エオルゼアのグランドカンパニーの冒険者にこれらを狩らせる』という常軌を逸したものであった。