CeBIT 2009の紹介記事を読んで・・・

Intelは、45nmから32nmへとプロセスを移行することにより,

  • 従来製品と同じパフォーマンスであれば,リーク電流量を5分の1以下に低減できる
  • 同じリーク電流量であれば,パフォーマンスを14~22%引き上げられる

ということらしい。
同じ性能ならTDPをかなり下げられるが、今よりもパフォーマンスを2割上げるとトントンということは、
Atom向きのようだ。今のAtomが4W/コアだから1W/コアくらいまで消費電力を落とせるかもしれない。
NetBookから始まり組込み向けに進出したいIntelとしては良い成果なのだろう。
しかし、消費電力を上げない様にすると、32nmになっても性能はほとんど変わらないということだ。
これをどう読むかにもよるが、単に微細化しても大した効果は出ないので、コア数を増やしていくしかないようだ。
ただ単にコアを増やすと、消費電力はガンガン増える(笑)ので、軽負荷のコアはクロックを下げたりして
デスクトップで動画再生しながら、いろいろ動かしても、動作が鈍い感じがしないCPUにして、
見掛けの消費電力を減らす工夫をしていくのだろう。
そうなってくると、Intelはダイサイズを小さくするのではなく、小さなコアを並べて周波数を上げていく方向へ
進んでいくような気がする。今でこそAtomはCeleronと周波数比で6割くらいの性能しかでないが、
周波数が10倍になるくらい、コアサイズのダイエットに成功すれば、それはそれで大成功なのかもしれない。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA