ググッてみると、予想通りの検索結果。(笑
今思えば、攻殻機動隊のBGMにはアナクロっぽいものが含まれている。
近未来っぽい絵と絶妙にブレンドされアニメ風なダークな近未来を作り出している。
「制約を捨て、更なる上部構造へとシフトする」
人形使いの言葉は、
- 無いものねだりで神様や来世や希望にすがるのか。
- カジノで一発逆転で金持ちになろうとするのか。
- 次の部屋へ移動するように歩みだすのか。
言葉を受け取った人それぞれに別々の感傷があるだろう。
ただ、上部構造へシフトしても、
働いて、飯食って、糞して、寝る という制約を捨てられるんだろうか?
何も変らないんじゃないんだろうか?
また、現世の制約を捨てても、上部構造の独特の新たな制約に絡め取られる。とか、思うんだけどね。
デジタルネットワークの仮想世界に全てを委ねることで、自己修復機能はあるものの何かと故障が多く寿命もさして長くない肉体から開放された後に何も残らないような気がする。
一方、デジタルネットワークの規模が拡大し、(質や真偽はともかく)莫大な情報が交錯しているが、容易に利用できる辞書や参考書以上に使い道が(チラシと電報の代用品としての)オンライン販売くらいしかない。
もしかすると、サービスを提供する側も受ける側も生身の人間だから、あまり代わり映えしないのなら、広大なネットの中を旅するゴーストたちが現れるまでは今のネットワークにはアクセスの容易さと量的な変革しかもたらされないのかもしれない。
生身の人間が二本の手で様々なコンテンツを製作するという制約がある限り。