周波数を定格以上に設定することで一般より高い性能で稼動させる手法。
CPUに関してはメーカや製品や製造ロットによってもバラツキが多く、3倍でもOKなものもあれば1.1倍でも無理なものまである。
CPUには内部クロックの他に外部バスクロックも存在するので、単純に周波数をあげると外部バスのクロックもあがり周辺回路の方が先に根を上げることがあり、各種周波数や倍率などの設定の調整ができるマザボが必須。
尚、一般に高周波回路は周波数の2乗に比例して消費電力が上がってしまうので、内部の熱を効率良く逃がす工夫が必要。
一般にオーバクロック用のCPUを狙うなら、オーバークロック向きの定評のあるものがいい。
発売開始直後のものは、周波数マージンを多めに取っておくことがあり狙い目と云えるが、製造上の問題を抱えていれば定格ギリギリで出荷される場合も十分考えられるので、裏目に出ることもある。この辺は事前の情報収集がかかせないだろう。
尚、周波数を上げなくても、歩留まり上昇効果のために一部のコアやキャッシュを無効化した製品の場合には有効化してパワーアップできることもあるが、その分消費電力も増えるので廃熱対策は必要である。