人間で無いものを人間に見立てること。
アニメもアニミズムが語源らしく擬人化の一種、ゆるキャラも同様。
しかし、これらも既に独自の路線(サブカルチャ)を突っ走っている。
擬人化する際には出来立てのものは赤ん坊、古いものは老人の様に多少似た感じ(アイロニー)を含めて擬人化されることが多かったが、最近は「なんでも美少女化」され「何考えたらこうなる?」とドン引きされる傾向が強い。
さまざまな情報がごっちゃまぜで氾濫している状況では、何かに擬人化または具象化しても「何ものなのか不明(Unknown)」と認識される事は多々起きている。Web?ああLINEでチャットですね?ぐらいで辛うじて意味が繋がる程度の現状を見れば「なんでも美少女化」して注目してもらうしかないのかもしれない。
この先、「なんでも美少女化」しつづければ、とりあえず「どう美少女化」しようか悩むことがあるかもしれない。
尚、擬人化は子供っぽいと敬遠され文章でしっかりと表現することが良いとさることもあるが、それは文章力が不足していることを指摘しているのであり、擬人化表現を特に否定している訳では無い。それどころが思いつきで語彙の意味がどんどん変わっていく中で文章力を付けるには「ありきたりの語彙でありきたりの記述をする」以外に方法は無く、「語彙を用いた擬人化表現」は賞味期限が短く、すぐに腐ってしまうことを主に指している。
※例1:ゴミ箱の様な・・・な表現は擬人化の一緒で、汚いものの象徴と読むか、清潔さを保つために必須なアイテムの象徴を読むかは、世の中の雰囲気次第で読み間違えやすい。「掃除機」がそう云ったイメージを持たないのはCMで清潔なイメージを刷り込まれているからであり、それによりCMが流れることはほとんどない「ゴミ箱」にしわ寄せがくるのである。
※例2:人間として・・・な表現は第1人称を第3人称化する一種の擬人化表現し自己を別の視点から見直すの意味で使われていたが、今では第2または3人称を第3人称し語尾に「どう思う」や「***だ」が付く枕詞であり、「貴様!」の同意語として使われている。使用する際には十分な注意が必要な「差別用語」と化している。また「貴様!」が「人間として!」に変わってるだけなので、コレを使う人を「人間として!」と思うことに変わりは無い。