仮想デスクトップ

マルチモニターと似たようなデスクトップの使い方を1つのモニターでページを切り替えて扱えるソフトのこと。遠く離れたサーバーで動くOS(Windowsなど)のデスクトップ画像を手元の端末で表示し、手元のマウスとキーボ-ドで操作できるVDI(仮想デスクトップインフラ)と云うのもあり、「仮想デスクトップ」の意味はかなり曖昧になっている。
要はパソコンにデスクトップ付のOSをインストしたかの様に扱えるけど、

  • 実はデスクトップが何倍も広いんです。
  • 実はOSは遠くのサーバーにインストールされてるんです。

という感じで「実は・・・なんです。」が付けば「仮想デスクトップ」なのかもしれない。
ただ

  • 実はディスクがサーバーの中なんです。

は最初からディスクレスと云う呼び名が付いていた。
ブラウザの画面にデスクトップっぽい内容を表示する「ウェブデスクトップ」も「仮想デスクトップ」の一種で、お手軽に遠くのサーバーのデスクトップを操作(GUI)できる。しかし機能やGUIの表現に制限(ブラウザやHTMLあるいはセキュリティ上の制約)が多く、開き直ってデスクトップそのものをHTMLブラウザ仕立てにすることで解消したOSもあるようだ。
もともと「仮想***」という用語は「***に似てるけど、ちょっと違う」の意味であり、こんな感じなんだと大体のイメージが付くと別の名(通称)が付くので時節モノである。
※仮想メモリは例外的に長く使われており、未だ通称が無い。このままスマートメモリが実現してしまうと先に絶滅しかねず不憫である。
※仮想メモリはCPUから見た(論理)メモリアドレスを都合の良い様に(物理)メモリアドレスにアドレスを変換する機能と、メモリの容量をオーバーしたデータをディスクに退避するスワップ機能の2つで構成される。GUIでは複数のアプリを順不同で操作することが多く、アプリからメモリ領域の全てを読み書きできる仕組みでは、使っているアプリやその組み合わせにより、データ破壊やアプリの異常終了さらにシステムダウンにまで起きてしまう始末で、今ではアプリのメモリ領域は互いに隠ぺいするのは当たり前になり、アドレス変換のみが機能している状態を特に「仮想メモリ」とは云わなくなっている。




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