宇宙の特異点

宇宙の暗闇ので全く光を発しない本当に真っ暗なブラックホールは存在しない。
実際、ブラックホールに吸い込まれる物質が引き起こす派手な騒動がきっかけで発見されている。
と云うのも宇宙で自然にブラックホールが出来上がるとすれば、かなり大規模な大爆発の中心にできたりするので、周囲にはたっぷりな物質が存在し、今でもずずずずずずずずず~~~~~~と吸い込んでいく様が見られるのだ。
また光を吸い込んだら絶対に逃がさないと信じられているブラックホール自体も事象の地平面に吸い込まれたものが光子や放射線に変換され外へ弾き飛ばしブラックホール自体は光り輝いて見えるのだそうだ。
理由は力場が古典的な球状または点ではなく、極々小さな紐のようなもので形成されているとする超ヒモ理論に由来する。
力場が点なら、点と点が正面衝突すれば、くっ付いてしまうだろうけど、振動するヒモ力場は互いに相手をかわす性質があり、いつまでも近づいたり離れたりを繰り返してしまう。
つまり吸い込まれたモノはいつまでも周囲いつづけ膨大な量が蓄積されていく。そうするうちにブラックホールの事象の地平面は非常に高いエネルギー状態にある空間となり、それは宇宙の生まれた初期の空間と同位相にまで逆登りし、現在の宇宙とは異なる力場が発現する場となってしまう、このため今の宇宙とはかなり異なった空間の性質を持ってしまい、吸い込まれた普通の物質はもう物質として存在することができず素粒子に崩壊してしまうのである。
云われてみれば、巨大な加速装置で、力づくで素粒子をぶっつける実験もそんな結果を観ているのだと思えばそう思える。
巨大な加速装置の実験で全てを飲み込む静的なレッドマス(赤い物質)が発生し地球が飲み込まれると云う話もあったが、かなりの低確率で静的なレッドマスが発生すれば、宇宙自体もそのうち飲み込まれてしまうのだから存在しないも同然だ。何億年も巨大な加速装置より規模の大きい超新星爆発実験をやってもなお宇宙は膨張しつづけているので、レッドマスは空想の話として考えていいだろう。
しかし、そうなると実在するブラックホール自体のなりたちが全く判らなくなってしまう。
もしかすると巨大な爆発の衝撃で逆に中心に向かって超光速で落ち込んでいる最中の大量の物質の残滓で、実体は吹き飛ばされたガズ星雲となっているのかもしれない。そうなると、ブラックホールとは巨大な爆発の名残りであり、残像であり、実体は無いのかもしれない。
だが、近寄れば、実体が無かろうが、トンデモナイことになるだろう。
南無南無。
それによって判ったことが1つ。
超光速航行(ワープ)を最大速度で旅を続けても宇宙にヒビが入り崩壊する危険性は無くなったということだ。
勿論、航跡に近づくとひどい目に遭うだろうけどね。(大笑




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