3次元空間

CGで何かの物体の座標を表現する時はXYZの3座標軸で表現するのも、空間は3次元で表現することが多いからだ。
平面の地図は緯度・経度を使うけど、これに高度(高度1000mでも地上5階でもいい)を足せばちゃんと3次元になる。
ところが、太陽から見れば地球は自転している上に太陽の周りを回ってもいるので、地上の緯度・経度・高度で表現するだけでは不十分で、地球の公転や自転の状態も追加しないと正確ではない。
しかし、太陽系の外から見れば太陽も自転しているし上にどこかに向かって移動してるので、太陽の自転や移動の状態も追加しないと正確ではない。
さらに、銀河系の外から見れば銀河も自転しているし上にどこかに向かって移動していので、銀河の公転や移動の状態も追加しないと正確ではない。
その上、銀河集団の外から見れば銀河集団も自転しているし上にどこかに向かって移動していので、銀河集団の公転や移動の状態も追加しないと正確ではない。
・・・と、もっとこの先もあるのかもしれない。
これらを纏めると、宇宙の構造は複雑で、地球上の何かの位置を特定する次元(地上の緯度・経度・高度+地球の公転や自転の状態+銀河の公転や移動の状態+銀河集団の公転や移動の状態)の数はとても多い。
宇宙の構造に新たな発見が増えていくなら、次元(地上の緯度・経度・高度+地球の公転や自転の状態+銀河の公転や移動の状態+銀河集団の公転や移動の状態+・・・)となって切りがない。
有体に表現するなら、宇宙の中の地球だけでも、次元数はとんでもなく多い。
しかし、時間を使い
地上の緯度・経度・高度+地球の公転や自転の状態(時刻)+銀河の公転や移動の状態(時刻)+銀河集団の公転や移動の状態(時刻)+・・・(時刻)
=地上の緯度・経度・高度+地球の状態(時刻)
と纏めることは可能な気がするし、CGも動画なら次元にタイムスケールが必要なので、ほぼ一致する。
ここから、時間の概念の無い3次元空間とは時間が固定された一瞬または時間を一般に自動的に進むのでノーカンする考えであることが判る。
さらにとっても微視的な状況を考えると、地上という概念は無意味であり、空間上の何かの2つの関係だけになってしまうので、空間上の何かの2つの距離+空間上の何かの2つの進行方向の差(角度)の2次元で表現できてしまう。
巨視的な状況では空間上の何かの3つ以上の関係となるため、空間上の何かの2つと他の関係を表す次元が加わり3次元に落ち着く。
しかし、それも高エネルギー状態では、空間上の何かの2つと他の関係はキニナラナイくらいどうでもいいことなので、再び2次元にたどり着いてしまう。
以上から、宇宙は複雑な次元で表現されるものの、それは比較的低エネルギーで安定している状態を巨視的に俯瞰する状況つまり人間が普通に生活する場面であり、人間が普通に生活できる場所がかなり限られている宇宙はおおむね2次元で十分ということが言える。
 




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