1.ハードディスクを使っているとデフラグなんかでファイルを最適化すると速くなります。
これは分散したファイルの断片をかき集める効果が大きいのですが、空き領域をハードディスクの内側に集中させることで、使っている領域へのアクセスが多少速くなります。
※ディスクの内周の方が外周より円周が短い⇒ディスクが一周する間に書き込む情報が減る⇒一定時間(一周の間)に書き込める情報量が減る。⇒遅い。となります。
しかし、最後には最近使うファイルが常に内側(最も遅い領域)を頻繁に使い始めるようになるので、常時遅くなります。
ですから、
ハードディスクは空き容量が大きいほど快適です。
デフラグできないくらいハードディスクの空き容量が減ると唯でさえ遅いハードディスクがもっと遅くなります。
2.最近のCPUには仮想マシンやエンコードなど特化したソフトウェアを速く動作させる命令なんかが増えています。だから、そういう仮想マシンやエンコードなど特化したソフトウェアは、ソレ向けの命令のあるCPU用に作った方が速く、ユーザのウケも良いので、そちらにあわせてコードを変更していきます。
ですから、
特化したソフトウェア向けの命令が追加されていない廉価版や、追加される前の古いCPUでは、余計遅くなります。
3.常駐するソフトウェア(特にアンチウイルスもの)は、1や2の状況を踏まえて、調整されるので、
眼中に無い古いPCでは、やっぱり余計遅くなります。
という訳で古いPCと云うだけで只でさえスペック落ちしているのに、更にいくつもの苦難が待っています。
逆説的には、
古いPCはOSやアプリケーションをアップデートしないで使った方がマシと云えます。
※勿論、VISTAからWindows7に乗り換えた方が良かったりしますが、今ではVISTAの構想そのもの(バブリーマンセー)に欠陥があったとしか思えませんので、そういうハズレものは対象外とさせていただきます。
しかし、Windows Update の様に 半ば強制的にアップデートされることで、
眼中に無い古いPCでは、やっぱり余計遅くなります。
ということで、
古いPCが遅くなるのは、社会の仕組みがそうなっているせいなので諦めてください。