活断層と原発

認可した1966年には、活断層ではなかった。
今は活断層と判定された。
しょうがないと云えばしょうがない。
科学だって、検査方法だって、変わっていくから、再判定されれば結果が変わることもある。
しかし、安全だからとOKを出してもらって、作ってしまった後に、やっぱり危ないのでダメって云われたら、
まぁ~怒るよね。
 
これが原発ではなく、自宅やマンションだったら?
「今の基準では裏の崖は危ないことになったので撤去しなさい。」ってのがやってきたらどうなるか?
を考えれば、国が廃炉費用の負担するのも妥当だと思うけどね。
 
もっとも、当時の検査方法に問題があったり、ごまかしがあれば、アウトだけど、
ちゃんとやることやって認可された後に国の方針が変わったのなら、
国が廃炉費用の負担もしなくちゃならないだろう。
 
しかし、費用負担したくないだろうから、これから色々と情報が錯綜するんだろうなぁ~
 
いづれにしても、「廃炉ありき」の議論は論外だ。
同じ手法で「原発推進ありき」の議論を進めれば、どこでも作れてしまうのだ。
要約すれば、

  • 原発事故なんてアリエナイからOK。
  • 遠くで、原発事故があったけど、コッチは安全ですよね?
  • 実際、身近な場所で原発事故あった国内はもうダメ。
  • でも、国外ならいいかも。
  • やっぱりドコに作っても危ない。

どれかの方針に則って議論を進めても、都合の良い結果をがんばって練り上げるしか残された道はないのだから、その結論は欺瞞に満ちている。
それはボクが「地球温暖化」にケチを付けて「地球温暖化説は間違っている」と云う「結果ありき」でここに書いているのと同じなんだけどね。(大笑
実際、「地球温暖化」っぽい情報はドンドン入ってくるが、「地球温暖化」の原因は謎のままってことだ。
単刀直入に云えば、平均気温とCO2の因果関係は高そうだが、問題は原因がどっちなのか?それとも、どっちも結果で原因は知らない別なものなのか?は判っていないまま。シミュレーションにしても、想定した条件なら想定した通りの結果が出る。
つまり、結果=色々な実験パラメータ + CO2濃度 × 設定(温暖化ありき) な シミュレーションなら、どんな実験パラメータを使ってもCO2濃度で変わる。
これでは日射量を0にするとバレるので、結果=色々な実験パラメータ + CO2濃度 × 設定(温暖化ありき)+日射量 × 設定(温暖化ありき)
とする訳だ。そうしないと研究費を貰えなくなるからね。
そのあたりは、大地震の後でもCO2削減優先だったり、いろんな場所で結果ありきの議論が進んでいる。
 
予想: 大地震で経済活動が低迷するからCO2は勝手に減るハズだ。
現実: やばそうなので原発を止め、火力発電に切り替えたのでCO2増えました。
 
いつになったら、議論の仕方自体が問題だったと気が付くのだろうか?
そう、恒例になった計画停電も、
「需要に見合った設備の拡充なんて大変っすよ!冗談じゃないですよ!」(外野:当然だよね)

「設備を拡充するのはいいけど、CO2削減やってないと叩かれる!」(外野:当然だよね)
の利害が一致し、
「CO2削減がうまくいってないけど、節電を促して、汗をかいてます。」(外野:当然だよね)
が出てきたのだと思っている。
今は電気料金の値上げでもめてるけど、
これは
「電気料金とCO2削減は無関係」(外野:当然だよね)
で利害が一致せず議論が空回りしているからだ。




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