SSDがHDDに比べて速くない(同程度)という記事をチラホラと見かける。
フラッシュメモリもHDDも小さいファイルの読み書きは遅い。
手頃な価格モノではその差が大きく、高価なモノは勿論速い。
つまり安価なSSDはHDD並みの速度で使えるものと思っていいだろう。
元々フラッシュメモリは書き込み速度が遅いので複数のチップに同時に
書き込み時間を稼ぐしかないのだ。しかし、安いものはコントローラをケチって
一気に並列書き込みするモードと1チップに書き込むモードしかないんじゃなかろうか。
また、Windowは、HDDに対して512バイト単位でランダムアクセスするので
この512バイトより大きなバンクになっていると小さいファイルの場合には
コントローラの処理が増え、逆に遅くなる場合もありうる。
但し、コントローラのアルゴリムズやデータ管理が進化すれば早くなる余地はある。
例えば、メモリチップをアドレスでバンク管理せず、速く書込めるタイミングにある
チップへドンドンとアドレスと書込み、読出す時にメモリに自己申請させる方法もある。
他のメモリチップに新しいデータを横取りされたチップは古いデータを空きデータとして
管理させればいいのだ。
S-ATAをハブ型コントローラで中継させて各メモリチップに自立制御させたり、
逆にメモリチップをデージーチェインで繋ぎ、すぐに書込めない場合は次のチップへ
データを渡してたりと、色々方法がありそうだ。