宇宙は何でできているのか — 素粒子物理学で解く宇宙の謎 —
幻冬舎新書 187
ISBN978-4-344-981888-1 C0295 ¥800E
物質は感触とか見た目とか実感があり、色々な形容があるね。
しかし、物質が存在する空間を表すのは座標だけ、人間の感覚では無味乾燥そのもの。
でも、空間そのものに座標を示す印がある訳ではなく、物質で印す以外にその座標を知るすべも無い。
それ程までに空間はよく判らないシロモノ。(笑)
また、地球は約24時間で自転しているので、赤道の地表の物質は、地球の赤道半径が6378.137kmとすると、
円周は40075.016kmなので、24(時)で割ると、時速1669.792kmで移動している。
普通の音速が 1225km/hなので、音速換算でマッハ1.363!音より速く移動しているようだ!!!
更に、地球は一年ぐらいで太陽の周りを公転しているから、太陽までの距離は約150,000,000kmなので、
公転円周は、942,477,780kmとなり、365×24(時)で割ると、時速107,588.788km、秒速にすると29.886km/秒。
光速が300,000km/秒なので、光速の約一万分の1。実に恐ろしいくらいの速さで太陽の周囲を回っている。
結構、凄い速度でいつも移動しているのに、さっぱり気が付かないのはなぜなんだろう?
色々な空間に個性とか相違というものがほとんどないから、気が付かないのか?
それとも、実際には違いはあるのだが、そんなことを気にしていたら、危なっかしいので、気にしない性質になったのか?
※少なくとも秒速30kmでみんな移動してるんですからね・・・(笑
ボクとしては後者のような気がする。
空間を通り過ぎる度に壊れたり性質が変わるようなものは遠い昔に壊れ何かのエネルギーに戻り、
今では空間の移動に物凄く鈍感な物質だけが残ったと思う。
仮にそうならビックバンの直後のインフレーションってその何かのエネルギーで更に吹き飛ばされた・・・って感じかな。
ダークエネルギーとかも物質になりそこねた何かのエネルギーかもしれない。
それが再び物質になったり、なりそこねて、また何かのエネルギーに戻って・・・
そう考えると、宇宙の膨張がどうやら加速してるらしいってのも当然のような気がしてきた。
でも宇宙の膨張が加速中ってことは実感してる時間って実はドンドン間延びしているんだろうか?
そうすると宇宙って膨張しながら時計の進み方が実は鈍くなっているのかな?
それを加味しても加速中なのんだろうけど・・・。
やっぱりよくわかりませんね。(大笑
そんなことが書いてある本かって?いえいえ、非常にまともな本でした。
読んで素粒子学の基礎がちょっと判ったような気がしました。
第一に、物事の辻褄を合わせる。(寄せ集め)
第二に、それでも判らないことは気にしない(放置)。
第三に、足りない物証が浮かび上がったら探索の旅(実験)。
努力すれば努力するだけ発展していく学問だってことがよく判りました。
これからもがんばってください。