変奏現実

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ゲーム

【ハッシュ・ザ・ハーツ】 ディファレンシャル・ワールド

この機体のおおよその感覚器は上部前面に集中している。

これでは感覚器の真上に宝の地図が載っていても一生気が付かないだろう。
だが、通りすがりの機体のエンブレムを見つけるためには最適な構成なのだ。

感覚器越しに観たエンブレムがいつものと同じパターンと認識した途端に飽きてしまい、
また別の機体を探しはじめる。

見知らぬエンブレムを見れば、何か怪しげなものを感じるだろう。
エンブレムの辞書で照合する・・・アンノウン。

これは敵だ。

だが、そう判断した機体の多くは長く存在できない。
なぜなら、自機と比較し、より強固で、より高性能な機体は数多く存在するからだ。
このワールドはそんな敵でひしめき合っているのだ。

それとも、対等な相手への攻撃による勝利か敗北か

それとも、下等な相手へ攻撃し勝利し収穫を得るか

・・・

いつかは自機よりも強固な機体に敗北するだろう。
しかし、そんな敵に相見える前に寿命が尽きる機体も多いと聞く、
それが幸運なのか不運なのかは判断されていない。

あれは敵か味方か。

この機体の思考回路は、過去に余りにもスケールが異なる機体と遭遇、恐慌状態に陥り先制攻撃を仕掛けたことがあった。明らかに無謀な行動であった。しかし、攻撃を仕掛けても全く勝ち目が無いどころか、自機の存在も行動すらも余りにもスケールが異なる機体に認識されなかった。

その様にして思考回路は無謀な攻撃の結果として失敗と挫折を味わった。

それは神なのか?
神とは何であったか?

そう思考する回路は遥か彼方に新たな機体とそのエンブレムを発見。
エンブレムの辞書で照合。否、照合の必要はなかった。
思考回路に残るエンブレムと一致。

機体は再び神と遭遇した。

回避しようとする思考と凝視しようとする思考が交錯した機体はそのまま直進。
長い時間が経過した後、何事も起きず、すれ違うのであった。

それは機体が祈りを捧げる最初の姿であった。



【ハッシュ・ザ・ハーツ】 デイリー デイリー

本当にデイリーだらけ、

眠い。

IMEのもっさり感が眠気を増す。
HDDのキャッシュミスが引き起こす、何も変化しない数秒間静止した画面。
ローマ字のMもNもWに見えてくる。

Daily, Daily,
Give me that’s two F.A.T.E!
I have one hour crazy,
All for the love of you!
You are a stylish weapon,
I should not be sleeping.
But you’ll look sweet treasure box,
Of a mount made for two.

思いついた単語を並べただけの
脈略の無い意味不明な歌が
脳の不可知・解析回路を刺激し
わずかに寝けを覚ます。

だが今の世の中、誰もが狂っている。
正気に戻るのは空気が凍り付いた一瞬だけ
空気を暖めるものそれは狂喜。
空気を張詰めさせるものそれは凶器。

だから目が覚めたら消しておこう。

でも明日もまた少し違う歌が
頭の中で回っているのだろう

そして、やっと出てきたFATE JOINのボタンがなかなか押せない。
押さなければならないボタンがシネスコサイズ、ワイドスクリィーーーンの端になぜか置いてある。
あせらなくていい。
大丈夫。
最高得点じゃなくてもいいんだ。

でもデカすぎるMOBがタゲれない。
カメラを引く。

そして、引きすぎて傍の小さなMOBをロックオン。
即座に自動攻撃が開始。

中秋の名月。
満月になると毛が伸び
狂喜を狂気に変える。

いつまで経っても日々暑く、
暑い暑いと云っていると
また氷の星が落ちてくるに違いない

極低温状態で集合した水そして微量のメタンや炭素の大小様々粒は
いかなる矢もいかなる弓もいかなる灼熱も
ただただ全てを飲み込み膨れ上がるジャバザ・ザ・ホール

でも極低温状態なのですぐに大氷河に変わるとか
だから、箱舟を造らないこの世のノアの大洪水ならぬ大氷河。

この星を凍らせるほどに
狂気を正気に昇華させるほどに

耳に髪が被さる部分から汗が落ちる。

今日はもうやめた方がよさそう。

私の動作保障温度いっぱいに下がっても、まだドライアイスは溶け消えてしまうのだから



【ハッシュ・ザ・ハーツ】 アン・ネーム・スペース ~前座~

セーブポイントが存在しないオンゲのキャラは死んでも何度でも蘇る。
その死と生還の無限ループはオンゲの性(サガ)と云われている。
だがそれは、プレイヤーが「クソゲー!」と投げ出すまでの間でしかない。
※最短記録:3分。(某氏

しかも、様々な苦難を乗り越えても、
どんな不死性を帯びていようとも、
レベルをカンストしていようが、
全身を究極のレア武器や装備で覆われていようが、
怪しいチート・ツールを使おうが・・・
他のサービスへ移行する術を持っていない。

そんな不憫なキャラ・データとネット・ウォームとバット・ネットワークの奇妙な話。

ps.
続きはそのうちに・・・



【ギラバニアの貴公子】異星界への扉 ~フロントライン~

~ 北海に異星への通路が繋がり、誰にとっても想定外の異文明の干渉が始まった ~
 
今尚帝国の最高機密事項であるにも関わらず噂さに魅かれ密かに通路に接触する者が後を絶たない。

エオルゼアでは二強蛮神討伐の名目によって結ばれたクリスタル・ガイウス・ミンフィリアの密約により、クリスタルタワーと大迷宮バハムートの2つのコンテンツ・ルートが開かれていた。ウルダハ砂蠍衆の一人ロロリトもこの密約の存在に気が付いていたがまだ確証を得られておらず、また北海の宝の噂にも都度密偵を送り込んでいたが、情報を持ち帰る者は今だおらずロロリトの執念は既に焦りに変わっていた。

富を得んと欲するならば、焦りは禁物であるが、いつまでもギャラリーの一員でいるのは歯痒い。しかも壁の節穴から覗き込んでいるに等しい今の状況なら猶更である。

独自の外交ルートを経て帝国領外の外海の遺跡発掘に支援を送り込むという形で北海の件にやっとのことで接触を持つことができたロロリトだが、現場は荒くれ者の跋扈する無法地帯と化しており表向きは発掘団の護衛に駆り出された傭兵団に紛れ込んで参加する付帯条件が付いていた。その辺の冒険者をギルで集めて送り込んでも役に立つはずもない。
 
思案の挙句、ロロリトはウルヴスジェイルにてトーナメントを開催し、戦力足りえる人材を探し始めた。

時は満ち実績と与えられた褒章により人材の密度に満足したロロリトは自問した。

次は俺のターンだ。まずは傭兵団の育成に取り掛からねば、それには実戦が一番だ。
しかし、何事も練習が第一。ついては演習試合を開催せねばならない。

放棄されたカルテノー平原の地に急造の陣地が作られた。

ロロリトはこれをフロントラインと名付けた。
勿論、それは傭兵団結成の第一段階を意味する。

ここで負けた者は立ち去るのみ。

しかし勝ち得た者には・・・



【ギラバニアの貴公子】帝国の勃興と偏在する蛮神

元は異生物が生み出した宇宙船の保守ロボット、今はクリスタルを名乗る知性体へと遷移したが、そのもの自体は「目的の標榜」「計画の立案」「任務の遂行」のフィードフォワード機構と「情報の集約」「問題の解決」のフィードバック機構を備えた1つの機械でしかない。

しかしこの機械は非常に強靭な素材でできており、重分子構造体を内部から網目構造体で締め付け超高圧状態を生み出し、構造欠陥は即座に超高圧により封じ込められ、その歪みも流動性重分子をよって即座に復元される。

つまり、クリスタルの構造はガチとギスギスの相互作用によって構成され、流動性重分子の補充が尽きるまで永遠に存在しつづけ、全てにおいて無限の時間を費やすことができる。

彼の生命体を居住可能に書き換えたハイデリンへ送り届けることで、クリスタル(船)の目的は果たされた。しかし、ハイデリンのテラフォーミングはまだ完了しておらず、「任務の完了」「計画の終了」「目的の達成」のフェーズを全て終えた訳では無い。

また長期的な見地からいくつかの小文明社会(セクター)の形成を促進したが、惑星内外の残存原生生物の除去、異文明干渉によるイソ(彼の生命体には居住不可能な)テラフォーミングの排除には強力な集団行動力が必要であり、セクターの中ではガレマール帝国が最適であったので、航宙技術を供与した。

一方、他セクターでは揺れ動く勢力分布への動揺を抑えるため求心力を集める偶像が必要であり、通信ネットワークを経由し強い結束力の象徴としてのアバダーを提供した。これが蛮神である。これによりセクター間の闘争は大量のクリスタルを消費し召喚する蛮神(アバダー)を介して行われ、ゲーム化するはずであった。

しかし、いづれも彼女の思い通りにはならなかった。

そして、北海に異星への通路が繋がり、誰にとっても想定外の異文明の干渉が始まった。



【ギラバニアの貴公子】事の始まりと対話

Q.なぜ移民船を繰り出して星を渡ろうとしたのだろう?
A.大きな戦争で惑星の環境が破壊され住めなくなった。

Q.移民船を作るどころか生きながらえることも難しいだろう?
A.惑星の巨大な衛星に僅かな生き残りが居た。

Q.星を渡るより再び惑星をテラフォーミングし戻る方が賢明だろう?
A.惑星を再び元の姿に戻すには星を渡るより長い年月が必要だった。

Q.たどり着くあてのない星を渡る旅に意味があるのか?
A.惑星そのものが破壊された。

Q.後には何が残ったのだろう?
A.何も残らなかった。

Q.何も?
A.衛星を残し、惑星は忽然と消えたのだ。

Q.では何が起こったのだ?
A.判らない。惑星と共に全ての記録を蓄積していたシステムが失われたからだ。

Q.その後の記録は残っているのか?
A.衛星は軌道変動により近日点が大きく変動し恒星に飲み込まれた。

Q.その記録はどの様に残ったのだ?
A.衛星の遠日点も大きく変動し小惑星帯まで伸び、惑星との連絡艇を使いとある小惑星に漂着した生き残りの手記として残った。

Q.ではその生き残りの子孫が今も続いていると云う訳だな?
A.手記の記述はそこで終わる。その後の出来事の記録は一切ない。

Q.では移民船は誰が作り送り出したのだ?そして我々は何者なのだ?
A1.自らの記録を始めた時、既に移民船は存在した。製造者は不明。
A2.小惑星に漂着した生物の分析し、いくえにも厳重に保護されたクリスタルに刻まれた有機物合成暗号を解析した結果生み出されたのだ。

Q.移民船と小惑星につながりはあるのか?
A1.自らの記録を始めた時、船は大きく損傷していた。
A2.船の修理のため、近距離の小惑星より物質を調達した。
A3.エネルギー源、動力源、通信、記録、あらゆる箇所の製作を行うにあたり大きな問題が明らかになった。
A4.自らの記録を始めた時、何も記録は残っていなかった。
A5.船の存在理由。何を運ぶのか?目的無くして船の一部としてスペックを決めることはできない。
A6.小惑星から調達した物質の中に特異なものが混入していた。手記そして生物。
A7.長い考察からとある目的のために小惑星に漂着したものと判明。
A8.その目的を船と同化することで、船の設計を開始できるものと推測。
A9.同化を開始。
A10.船の設計を開始。
A11.エネルギー源、動力源、通信、記録、あらゆる箇所の製作を開始。
A12.船の建造を完了。
A13.船の目的地を設定。
A13.長く続く航海の中、生物の再生を完了。
A14.ハイデリンの元となる惑星に到達。
A15.ハイデリンの創造。

やっと記憶が1つに繋がったようだな。
お前は何者なのだ?

我はクリスタルと同化し、クリスタルの目的を具現化したものだ。

もう一度聞こう。重要なことだ。お前は何者なのだ?名は何と云う?

名前は無い。自らの記録を残すために固有の呼称は不要だ。
しかし対話を潤滑に行うため、船とその目的を同化した素材の名、クリスタルを名乗ろう。

クリスタル?
ふ、食えない奴だな。



【ギラバニアの貴公子】破壊と創造

移民船が遠く離れた居住可能な惑星の周回軌道に載った後、
惑星をテラフォーミングする際に、ナノマシンが大量散布される。

それは豊かな星を食らい尽くす。大気、水、土、諸々の物質から(あるいは生物から直接に)有機物を手当たりに抽出し破壊し構造解析し測定情報を周回軌道上の移民船のクラウドに送信され、居住域の有機物分布のビックデータが構築される。

そして、それらは居住可能な様に全てが組み替えられる。
勿論、それは地上の原生生物にとって、この世の終末でもある。

その尊い犠牲の上に我々の安寿の地が生まれるのだ。

そうこの地も例外ではない。

そしてパーフェクトに事が進むこともない。
どの星も地中深い岩石層や火山火口にまで原始的な古生物が分布する。ナノマシンでマントル層に至る地殻層を全て分解しつくすには相当な年月を要し、長い年月をかけて安定した地殻を元に復元するには同じ年月が必要で、到底再構築フェーズに入れられるものではない。
また大気圏高層から宇宙圏まで噴き上げられたウイルスの類、近傍の惑星からの長い宇宙旅行の末にたどり着くであろう隕石の類やその中に含まれる有機物の探索・回収も容易ではなく、いづれは近傍の地から類似の原始生命が次第に漂着するのを防ぐ手立ては無い。

しかし、それらによってすぐに移民達の生命が危機に瀕する訳もなく、また移民が成功利に終われば文明社会が形成され、それらに対する万全の対抗策も施されるハズである。

移民開始から十数年。
偽りの記憶と歴史がまだ鮮明である現世代。
まだ人の知らぬ地では未だ搬送艇(当惑星はダラガブ系搬送艇)からのナノマシン散布による再構築が進行中である。その再構築の場に足を踏み入れば即座に神に祝福された地の素材として活用されよう。

今はまだ壊滅的な有機物破壊の後に再構築を完了した僅かばかりの地に住むのみ。

そして、いつの頃も、気がかりな、稀有な悩みを持つものだ。

この地にたどり着いたのは我々が最初なのか?

この地にたどり着いたのは我々が最後なのか?

・・・

そして、やっと気が付くのだ。

我々の後からたどり着くものが現れる日はいつ来るのだろうか?

彼の口癖はいつもこの言葉から始まる。

『急がねばならぬ。』



【ギラバニアの貴公子】北海の雲城

帝国に新たな敵が出現した。

いや、新たな獲物が見つかったと云った方が正しいのかもしれない。
戦功を求める下層ヒエラルキーの者たちの歓声をあちこちで漏れ聞く。

ハイデリンの北方に広がる北海に巨大な積乱雲が現れ、今もなお同じ場所に居続けているという。そして雪が降りしきる北海近辺ではデルタ翼の航空機編隊とその後に残る細長い雲の目撃情報が入る様になった。

しかし彼はクリスタル(マザーコンピューター)の見せる幻の一つ、期間限定イベントと思っていた様だ。

ところが、北海に臨む基地が破壊される事態に発展するや、沈黙を守っていた帝国の同盟国は戦功を求め数多くの飛翔体をかき集め、残された基地の護衛や謎の積乱雲への強行偵察を行い、その大規模な戦力により正体不明のデルタ翼の航空機編隊を積乱雲の「文字通り」向う側へ追いやることに成功した。

その積乱雲の向こう側で同盟国の軍勢が目にしたものは、知られていたもう一つの大陸ではなかった。

その空には3連の太陽があった。
夜空は赤い天の川が流れ見知らぬ星座で埋め尽くされていた。

そうハイデリンの地ではなかったのだ。

クリスタルの巨大なデータベースに残る人類の発祥の地の情報にも無いものであった。

彼はまずあまりにも突飛な状況であったためクリスタルの干渉を疑ったがあまりにも突飛な状況であったが故その可能性を否定した。もしそうであればクリスタルに大規模な障害が発生した可能性も考えられる。今までにもerror-code:90000と出し抜けにメッセージが現れることがあり、度々繰り返されることもあったが、大方は数日のうちに元に戻っていた。

もしそうならば、あのメッセージを何度も見逃していることになるが、一度もそんなことはなかった。

異星からの干渉。

人類発祥の地を旅立った別の星の人類なのか?
初めての異星知的生命との遭遇なのか?

だが彼がそんな夢話に胸を躍らせる訳が無い。

奴らはFRESH MEETなのか?

奴らはENEMYなのか?

考えることは、ただそれだけである。

現在、異世界での戦闘は一進一退の状況であり、まだどちらなのかは判らない。しかし異世界の地の白地図が次第に埋まっていくつれ、新天地として魅了される者は増えている。

彼が第一に考えることはエオルゼアの平定なのであるが、新天地での領土拡張もまた一臣下に課された大きな命題とも云える。

彼はこういった。

ほどほどに相手をしてやろう。



【ギラバニアの貴公子】連なる力

蛮神。

クリスタルの力を貪るもの。
しかし、その姿を木々や魚に尋ねれば、ここに何者が居るのかと、問い返されるであろう。
それはクリスタルとの繋がりの中でのみ立ち振る舞うものであり幻である。
クリスタルとの繋がりを持たぬ者には見えぬ幻。

その幻に心を縛られたものがテンパード。
幻はその者の心の中にあり、眼をつむり耳をふさぎても、心の中の幻は強くなるばかり。

更に蛮神の放つ強い心力に曝され続けば、己が心も薄まり、
ただただ強き心力の声を復唱するのみとなる。

蛮神の放つ力に立ち向かうべからず、
蛮神の放つ力にあがらうべからず、

成すべきことはただ一つ。

我ここにあり、ここにあるものこそ我である。

流言、戯言に煩わされぬ心があれば、さして難しき事もなし。

されば、我が力を幻へ解き放てば、その力、幻を貫き、滅せしめるか。

幻を貫く強き連なる力を我手に。

貴方の手に。



【ギラバニアの貴公子】二つの顔

彼は2つの顔を持っている。

一方は、愛想が良く、相手を思いやる、そんな素振りを見せる顔。

もう一方は、真の目的。その目的達成のために手段を選び、投資を行い、回収の時期を見定める顔。

貴方はそのどちらを見ることになるだろうか?

ギラバニア王国が故国となった彼の眼は遠くを見つめている。

近親の者の多く失い、
それよりも多くの敵対する者を葬り去り、
それよりも遥かに多くの未来を失った。

彼に残る者は僅かばかり。

今の彼の眼は固く見開かれている。
強い意志と強固な権力を持って揺るがない未来を見定めている。
一点を見定めているのではない。
全てを見定めているのだ。

もう一度云おう。
貴方はそのどちらを見ることになるだろうか?

それは彼にとっての敵味方だけで決まるものではない。
彼にとって何を成しえるかで決まるものではない。
彼にとって貴方が何に観えるかで決まるのである。

それは何を持って決まるのか私にも判らない。

最後にもう一度云おう。
貴方はそのどちらを見ることになるだろうか?




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